堀慎吾「負ける気はなかった」38歳の誕プレは自分のトップ チームも首位に肉薄/麻雀・Mリーグ
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 チームの好調ぶりに、ポイントゲッターが水を差すわけにはいかない。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2021-22」セミファイナルシリーズ、3月24日の第2試合、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)がトップを獲得。第1試合の岡田に続きチームの連勝の立役者となり、試合後は「本当に嬉しいです」と喜んだ。

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 この試合は堀、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)、EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)の並びでスタート。チャンスは開局直後に訪れた。瑠美の先制リーチを受けた後の13巡目、堀は孤立の赤5索に6索をくっつけて追っかけリーチ。一発で4索をツモり、リーチ・一発・ツモ・タンヤオ・平和・赤の1万8000点を手に入れた。

 東3局1本場、堀はまたもや瑠美とのリーチ合戦となり、ここでは親満貫を放銃してしまう。四者競り合いの構図となったが、この均衡は長くは続かなかった。南1局、堀はリーチ・一発・ツモ・平和・裏ドラの1万2000点をツモ。実況の日吉辰哉(連盟)は「やられたらやり返す!あっという間にサヨウナラ!」と絶叫した。続く1本場は堀の卓越した山読みの実力が示された。七対子を目指し、道中に引いた7筒を手に残すと、これがしっかり山には2枚残りだ。自分の読みに殉じることのできる強さに、解説の仲林圭(協会)は「読みを磨いてきてますね」と唸った。結果、テンパイはできなかったものの、堀の職人技が光るシーンに視聴者も「堀上手いな」「やっぱ堀はガチだな」と賛辞の声を上げていた。

 南4局は早々に3・6筒のテンパイ。役がないことからリーチも考えたが、一度はダマテンに構えた堀。直後に親の高宮が仕掛け、親リーチが来ない状況となるや、堀はツモ切りリーチを敢行。これを多井から討ち取って5200点のアガリ、トップで試合を締めくくった。

堀慎吾「負ける気はなかった」38歳の誕プレは自分のトップ チームも首位に肉薄/麻雀・Mリーグ
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 前日、38歳の誕生日を迎えていた堀は、これが1日遅れのバースデートップ。レギュラーシーズンは連続ラスで終えていたこともあり「久しぶりのトップという感じがして、とても嬉しいです」と喜んだ。岡田に続く連勝で、チームの追い風を止めることなく、首位のKONAMI麻雀格闘倶楽部には43.8ポイント差と詰め寄った。「チームが2・2・1(着)と来て、プレッシャー半端じゃなくて。『当然、わかってるよな?』みたいな。僕も負ける気はなかったんですけど、楽に行かせてくれないなって。でもそれが良い方向に出たと思うんで、良かったです」と重圧も力に変えて、勝ち取ったトップを喜んだ。

 勝つことを求められた麻雀職人が、本領発揮するのはまさにこれから。まずはポストシーズン初できっちり役目を果たした堀には、視聴者からも「天才、堀慎吾!!!」「期待に応える堀pさすが!!」「堀ぽよ!!応援します!!すごい!!」とエールが殺到していた。

【第2試合結果】

1着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)4万7200点/+67.2
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)2万700点/+0.7
3着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)1万7100点/▲22.9
4着 EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)1点5000点/▲45.0

【3月24日終了時点での成績】

1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +279.0(4/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +235.2(4/90)
3位 渋谷ABEMAS +183.8(4/90)
4位 U-NEXT Pirates +43.6(4/90)
5位 セガサミーフェニックス +34.5(4/90)
6位 EX風林火山 ▲26.1(4/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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