忍者・服部、挑決に参上 服部慎一郎四段、船江恒平六段に勝利 次局に勝てば藤井聡太叡王に挑戦/将棋・叡王戦本戦T
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 将棋の叡王戦本戦トーナメント準決勝が3月25日に行われ、服部慎一郎四段(22)が船江恒平六段(34)に126手で勝利した。服部四段は決勝進出を決め、佐藤天彦九段(34)と出口若武五段(26)の勝者と対戦、勝利すれば藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、19)への挑戦権を手にする。

【中継】叡王戦 本戦 準決勝 船江恒平六段 対 服部慎一郎四段

 将棋界期待の若手ホープが、デビュー2年目にして初のタイトル挑戦まであと1つと迫った。先手の船江六段が得意の矢倉を選択すると、服部四段も矢倉を選んで、相矢倉の出だしに。早い段階から船江六段が仕掛け、これに服部四段が対応。午前中からお互いの銀2枚を両方交換する目まぐるしい動きが続いた。

 午後に入り2枚の銀をうまく活用した船江六段が服部を乱し、形勢では有利になったかと見られたが、服部四段は攻めの手番が回ってきたところで逆襲開始。形勢をひっくり返すと、大胆に駒を切っていったところでは互角に戻ったものの、1分将棋に入っていた船江六段に勝負手が刺さる格好となり、ここから一気に服部四段の勝勢に。粘る船江六段に入玉を許したものの、最後はなんとか捉えきった。

 服部四段は、自らのTwitterアカウントも「忍者服部」という名前で設定している関西の若手実力者。デビュー2年目の2021年度は、本局を含めて55局で43勝12敗、勝率.7818と好成績を残している。次局で勝利し、頂点に君臨する藤井叡王に挑戦するとなれば、その名はさらに大きく広まりそうだ。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】叡王戦 本戦 準決勝 船江恒平六段 対 服部慎一郎四段
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【動画】藤井聡太竜王、叡王獲得の瞬間
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