先輩から学んだことを、今度は後輩へ。プロ将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」のドラフト会議に参戦するリーダー棋士の一人、稲葉陽八段(33)の構想はずばり「年下の棋士」だった。前回の第4回大会はリーダーとして先輩2人を指名、また師弟トーナメントでも師匠と組み、いずれも年上の棋士とともに戦った。「年下の人と組んでみてどうなるかやってみたい」。自身も30代半ばに差し掛かる年齢になったが、後輩を引き連れてどんな戦いを目指すのか。