将棋の王座戦二次予選が3月31日に行われ、羽生善治九段(51)と高野智史六段(28)が午前10時から対局を開始した。勝者は挑戦者決定トーナメントへの進出が決まる。
羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:33期)、順位戦A級(A級以上:29期)。タイトル通算99期、棋戦優勝45回など、数々の歴代最多記録を保持し、唯一の七冠独占、永世七冠も達成している。ただ2021年度は、プロ入りしてから最も厳しいシーズンとなり、前日までの成績は14勝23敗、勝率.3783と、棋士になってから初めて勝率5割を切った。また名人9期を含め、29期続けてきた順位戦のA級以上もストップした。
高野六段は、2015年10月に四段昇段。竜王戦4組、順位戦 C級2組。2019年度の新人王戦で棋戦初優勝を果たした。師匠・木村一基九段(48)譲りの粘り強い将棋が持ち味で、今年度は24勝15敗、勝率.6153と健闘している。
王座の現タイトル保持者は永瀬拓矢王座(29)で、初の獲得から3連覇している。
持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は高野六段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)