真っ直ぐな性格と同様に、たとえまたくじではずれるとしても自分の希望を押し通す。斎藤慎太郎八段(28)が、プロ将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」のドラフト会議に、2度目のリーダーとして参加する。昨年は木村一基九段(48)と指名が連続でかぶり、いずれも抽選負け。ある意味ではドラフトのおもしろさを十分に味わったが、今回の指名に関して「実績のある方から取りに行きます」と、まるでひるまない。「西の王子」とも呼ばれる人気棋士の両脇を固める親衛隊は、どんな顔触れになるか。