まさかの奇襲を受けても跳ね返す強運を持っていた。プロ将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」のドラフト会議が4月2日に放送され、リーダーの一人・永瀬拓矢王座(29)は1巡目に増田康宏六段(24)を重複抽選の末に指名、2巡目には佐々木勇気七段(27)の重複抽選には敗れたが、斎藤明日斗五段(23)を指名した。過去2大会続けて選んでいた増田六段については、佐藤天彦九段(34)が奪いに来るという作戦を用いてきたが、くじでなんとか確保したことに「天彦さんに何か恨みを買ったかな」と大笑いすることになった。