Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2021-22」セミファイナルシリーズ、4月5日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はKADOKAWAサクラナイツの沢崎誠(連盟)。セミファイナルシリーズが終了した後、病気のため長期療養に入ることを公言している中、前日の第2試合に続いて、日またぎの連投。ファイナル、さらには初優勝を後輩に託すため、ぎりぎりまで全力投球する。
【中継】朝日新聞Mリーグ2021-22 セミファイナルシリーズ10日目
最年長67歳という年齢を感じさせない麻雀を続けてきた沢崎だが先日、病気のために長期の入院を決断したと発表。多くのファンからも体調を心配する声も寄せられたが、前日4日の戦いぶりは普段と変わらず、無事に治療を終えて、来期に元気な姿で復帰することを望む声がさらに多く集まった。チームは3年連続でのファイナル進出を目前とし、目標とする優勝にも近い場所にいる。大ベテランが力を振り絞って、後輩たちにこれ以上ない追い風を送って、休みを取る。
尊敬する先輩の勢いに押されていられないのが、リーグ6位のEX風林火山。勝又健志(連盟)には、なんとかファイナル進出圏内となる4位に近づく勝利が求められる。昨シーズンもぎりぎりのところで踏みとどまり4位でファイナル進出、そこから逆転での初優勝を果たした。奇跡の再来は、強気の麻雀によってのみ起こるはずだ。
リーグ3位のKONAMI麻雀格闘倶楽部からは、伊達朱里紗(連盟)が先発する。Mリーグルーキーらしからぬ強さ、決断のよさは、既にファン・関係者にもしっかり認知されている。強気の性格もプロ向きで、その勝負度胸は他を圧倒する。5位以下がちらついてきたチームを救うべく、この一戦でも腕は縮まない。
リーグ5位のセガサミーフェニックスは、ボーダーラインとなる4位U-NEXT Piratesと、わずか0.5ポイント差。点棒にしてわずか500点だ。この大接戦を託されたのが「打点女王」こと茅森早香(最高位戦)。この試合ばかりは、高打点よりも1つでも上の着順が求められる。
【4月5日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
EX風林火山・勝又健志(連盟) 個人8位 +197.1
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人2位 +399.7
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟) 個人4位 +269.5
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦) 個人5位 +251.6
【4月4日終了時点での成績】※レギュラーシーズン・ポイント半分で持ち越し
1位 KADOKAWAサクラナイツ +301.8(12/16)
2位 渋谷ABEMAS +199.1(12/16)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +108.3(12/16)
4位 U-NEXT Pirates +74.8(12/16)
5位 セガサミーフェニックス +74.3(12/16)
6位 EX風林火山 ▲8.3(12/16)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





