苦境に耐えて戦い続けた2年の経験を踏まえ、今年はロケットスタート作戦だ。プロ将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」のドラフト会議が4月2日に放送され、稲葉陽八段(33)は1巡目に服部慎一郎四段(22)、2巡目には重複する中、抽選で勝ち出口若武六段(26)を指名した。「年下2人と組むのは初めて。最初から飛ばしていけるチームにできれば」と、若い2人の勢いを借りて予選から突っ走る。