渡辺明名人、3連覇に向けて開幕局快勝!斎藤慎太郎八段に粘る隙も与えず/名人戦七番勝負
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 将棋の名人戦七番勝負の第1局が4月6、7日に行われ、渡辺明名人(棋王、37)が挑戦者の斎藤慎太郎八段(28)に107手で勝利、3連覇に向けて幸先のいい勝利を挙げた。

【中継】名人戦七番勝負第一局 2日目 渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段

 渡辺名人の先手番で始まった一局は、相矢倉の出だしになると1日目の午前中から早いテンポで指し手が進んだが、早い段階から戦闘開始。渡辺名人が好機と捉えたか3筋、4筋を中心に攻めのきっかけを掴むと、斎藤八段は耐え続ける展開となり、そのまま1日目が終了した。明けて2日目も渡辺名人がペースを握ったまま局面が進むと、持ち時間でもリードしていた渡辺名人がさらに差を広げ、終盤の粘りに定評がある斎藤八段に反撃のきっかけすら与えないような戦いぶりに終始。順位戦A級を8勝1敗という好成績で挑戦権を得た相手に、快勝と言える内容でシリーズ初白星を手にした。

 対局後、渡辺名人は「(先手で矢倉は)予定です。手が広い将棋なので、形が決まってから考えようかなと。形が決まってからは手が広くないので、指し手が早くなりました。模様はいいと思っていましたが、封じ手の後、どうするか一晩考えようかと思っていました。はっきりよくなるまでは、なかなか大変だと思っていたんですが、具体的に攻めの手番が回るまでは、模様がいい程度でやっていました」と振り返った。

 これで両者の対戦成績は渡辺名人が13勝4敗とリード。名人戦七番勝負に限れば、5連勝を果たしたことになる。もともと「2日制の鬼」と言われるほど、2日制の長時間対局では成績がいい渡辺名人だが、斎藤八段も順位戦での好成績から本人も長時間対局には手応えを感じているとコメントしたこともある。このまま渡辺名人が3連覇に向けて突き進むか、斎藤八段が早い段階で巻き返しの1勝を挙げるか。注目の第2局は4月19、20日に石川県金沢市の金沢犀川温泉 川端の湯宿 滝亭」で行われる。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】名人戦七番勝負第一局 2日目 渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段
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【中継】名人戦七番勝負第一局 2日目 渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段(マルチアングル)
【中継】名人戦七番勝負第一局 2日目 渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段(マルチアングル)
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