4月10日に行われた千葉ロッテマリーンズ対オリックス・バファローズの一戦で、プロ野球で28年ぶりとなる完全試合を達成した千葉ロッテ・佐々木朗希の成長ぶりとポテンシャルについて、元千葉ロッテの里崎智也氏が言及した。
この日、佐々木は日本記録となる13者連続三振をマーク。また、三振が少ないことで知られるオリックスの3番・吉田正尚を3打席三振に抑えるなど、オリックス打線から19三振を奪う圧巻の投球を見せた。
そんな試合の中で、7回の先頭打者・後藤駿太の打席が唯一のピンチだったと里崎氏は指摘。「完全試合はフォアボールもダメなんで。スリーボールまで行ってからの4球目、ほぼど真ん中のストライク。5球目のストライクを後藤が打ちにきてライトフライになった。これが唯一のピンチでしたね」と、ボールが先行したこの場面を切り抜けたことが完全試合につながったと解説する。
また、佐々木の昨年からの変化については、「投げる体力がついたのは大きいと思う。昨年までは(2軍で)体力が回復してから(次の試合は)投げていたけど、今年はローテーションで投げるという体力もつきながら、1軍の試合っていうのもだいたいわかってきましたよね」と、体力が備わったことに加え、1軍での打者との対戦やコンディションの調整などにも慣れたことが大きいと分析。
佐々木はプロ3年目の20歳。里崎氏は「いろんなことを試行錯誤しながら、毎年成長していくべき年齢でもある」とした上で、「プロのローテーションピッチャーとして、中6日で(1年間)投げきっていくのが今年の課題の中で、発展途上の中で完全試合をしたっていうのは素晴らしい。でも、まだ完成形じゃない。まだまだ行く」と、今後のさらなる成長と飛躍に期待する形でコメントした。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)



