【MLB】レンジャーズ2-7エンゼルス(16日・日本時間17日/アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場し、チームバッティングに徹しての貴重な先制点に加え、8回には2戦連発となる3号ツーランを放つなどの活躍を見せた。この試合での大谷の修正能力の高さについて、解説の西岡剛氏が絶賛した。
第1打席、レンジャーズ先発の左腕・ハーンは、大谷相手にストレートとスライダー主体で組み立てる。大谷もボール球を見極めていたものの、カウント3-1から外角低めいっぱいのところへとストレートを投げ込まれ、フルカウントに。6球目はそのすぐ横へと流れるスライダーが決まり、見逃し三振となった。この打席について西岡氏は、ハーンのボールが絶妙であったことを踏まえつつも、「(大谷選手は)ここまで全部かかと体重だったんですよね。昨日もその前も、開幕してからずっとインコースを攻められてるんで。かかと体重でアウトコースが遠くなるんです」と、内角攻めによって外角の球に手が出なくなっていると解説。
続く3回表の第2打席、無死一、三塁の好機で大谷は、カウント1-1からの3球目のスライダーを引っ張って二塁へのゴロに。その間に三塁走者のベラスケスが生還し、先制点をもたらした。この打撃については、「最低限、1点獲りにいこうという打撃が見られましたね」と、チームバッティングで自らの役割を果たしたと分析。
4回表の第3打席では、ハーンから替わったマーティンの投じた2球目のカーブに手を出して一塁線上への強いゴロとなるも、これをレンジャーズの一塁手・ロウが弾くエラーとなって出塁。西岡氏は「このときもアウトコース。かかと体重で、手だけで引っ張って捉えに行った、合わせにいった打撃なんです」と、まだ本来のスイングができていないと指摘。
しかし終盤、7回表の第4打席では、大谷が修正を行ったことが垣間見られたという。外の球を意識する中、内角の球を振り抜き、結果として良い当たりではなかったものの、三塁線近くを抜けるラッキーなヒットとなった。そして、8回表の第5打席では、初球の緩いカーブをすくい上げるように捉えて右中間へと飛び込む3号2ランを放った。
修正能力の高さには定評のある大谷だが、西岡氏は「1打席目、2打席目、3打席目というバッティングスタイルに対し、4打席目から変えていった。そして、5打席目にしっかりとスタントインまで持っていった打撃に変えた。これは大谷選手がメジャーで、2年3年4年とキャリアを積んでいった上での能力の高さだと思います」と、改めてその能力を称賛した。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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