3年連続でのドラフト指名に、これ以上ない形で応えた。将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Aリーグ第1試合、チーム永瀬とチーム羽生の対戦が4月16日に放送され、チーム永瀬の増田康宏六段(24)が個人無傷の3連勝で、チームの勝利に大きく貢献した。ドラフト会議ではリーダー永瀬拓矢王座(29)から、3大会続けて指名を受けてチーム入り。試合前に「リーダーの信頼を得たのかなと、うれしく思います」と語ると、佐藤紳哉七段(44)に2勝、中村太地七段(33)にも勝利した。個人戦だった第1回から5大会全てで出場している経験値と、棋力の向上も合わさり、正真正銘のエースとなる階段を上り始めた。