大谷翔平、豪快弾の後に芸術的ヒット左投手・外角低めの変化球にちょこん「完全にイチロー」「調子上がってる」と絶賛集まる

【MLB】ホワイトソックス1－5エンゼルス（4月29日・日本時間30日／シカゴ）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「4番・DH」で先発出場し、8回の第4打席でセンター前にヒットを放ち、マルチ安打を記録した。第1打席には左中間へ11試合・47打席ぶりとなる豪快な4号ホームランを放っていたが、この打席では一転してバットを完全に振り切ることなく、うまくコンタクトを意識して内野の頭を越す技ありのヒット。難しい打球に合わせた打ち方に、ファンからは「完全にイチロー」「あれをヒットにできるのは素晴らしい」と絶賛の声が集まっている。

【動画】大谷翔平、芸術的なヒット

　大谷は開幕から19試合連続でフル出場していたが、前日28日（日本時間29日）の試合に出場せず、完全休養とした。このリフレッシュ効果がすぐに出たのか、第1打席ではカウント3-1から真ん中高めの速球を完璧に振り抜き、飛距離413フィート（127.7メートル）も飛ばす会心の4号ソロ。心配された疲労も抜けたのか、チームメイトの元に戻ると早くも笑顔を振りまいていた。

　その後も、第3打席の内野ゴロで塁に残った後は、レンドンの長打で一塁から一気に生還。華麗なベースランニングでもファンを魅了すると、この日の最終打席となった第4打席では、さらに状態が上がっていることを示すような一打が出た。

　カウント1-2と追い込まれたところ、左投手のソウザが投じた外角低めへ逃げる変化球を強引に振り抜くことなく合わせるようにミート。これが相手のショートの頭上を越えていくヒットとなった。

　芸術的な打ち方に、ファンからは日米通算で世界最多の4367安打を放ったレジェンド・イチローのようだと話題となり「完璧に戻ってきたな」「完全にイチローです」「めっちゃ外ぎりぎりｗ」「やっぱ調子上がってるな」と喜びの声が止まらなかった。

　なお大谷は2試合連続のマルチ安打で打率も.247と今季最高の数字になっている。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）