女性ファン絶叫、肩車親子もバンザイ！躍動した大谷翔平の活躍に現地ファン全員が熱狂

【MLB】エンゼルス5－4ナショナルズ（5月8日・日本時間9日／アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し、9回2死一、三塁の場面から同点となる2点タイムリーツーベースを放つと、続くレンドンのヒットでサヨナラのホームを踏んだ。現地中継映像では、常にリードを許していた展開からの劇的勝利を呼び込んだ大谷の活躍に地元ファンが大興奮する様子が映し出された。

【動画】大谷翔平、激走のサヨナラホームインに親子もバンザイ

　まさに千両役者だ。この日ノーヒットだった大谷に2点ビハインドの9回2死一、三塁で打席が回ってくると、あと少しで逆転サヨナラホームランというフェンス直撃の2点タイムリーツーベースで2者を迎え入れ土壇場で同点に。さらに、続くレンドンのセンター前の当たりで大谷は俊足を飛ばし、センターからの好返球より一瞬早くホームイン。雄叫びを上げながら渾身のガッツポーズを見せるなど感情を爆発させ、ナインとサヨナラ勝利を喜んだ。

　現地映像では、大谷の躍動に本拠地エンゼル・スタジアムのスタンドが沸き続けたのがよくわかる。大谷が同点打を放った際は、絶叫しながら拳を振り上げて応援していた女性ファンが信じられないといった風に目を見開いている様子が捉えられた。レンドンのヒットで総立ちとなったファンは、大谷が好走塁でホームインすると一斉に両腕を突き上げる。子供連れの観客が子供を抱え上げたり、肩車をしながら喜ぶなど、まさに大谷が球場全体を熱狂させた格好となった。

　大谷はこの日の1安打で、115打数27安打、打率.235としている。昨年と比べると数字はまだまだ物足りないが、センターやレフト方向に大きな当たりも増えてきており、調子自体は上向いているようだ。チームは19勝11敗でア・リーグ西地区首位を堅持。20連戦の勝ち越しも決めた。今週大谷は、日本時間12日に行われる20連戦の最終戦で今季6度目の二刀流マウンドに上がる。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）