【MLB】エンゼルス5-4ナショナルズ(5月8日・日本時間9日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」に先発出場し、9回2死一、三塁のチャンスにセンターフェンスを直撃する同点の2点タイムリーツーベースを放つと、直後に4番レンドンのセンター前ヒットで生還、サヨナラのホームを踏んだ。大谷が貴重な同点打を放ってから、サヨナラ勝利を決めるまで、その時間はわずか1分半。昨季MVPのヒーローが放った一打が球場の雰囲気を一変させ、サヨナラ劇場へと作り変えた。
1本打てば、記録以上にファンが盛り上がり、球場のテンションが変わる。それがスタープレイヤーというものだ。昨季、46本塁打を放ち、シーズン途中から打席に入る度に「MVP」コールを受けてきた大谷も、その一人に数えられる。この試合、4打席目までヒットが出ず、9回も目の前で主砲・トラウトが打ち取られると、一発出ればサヨナラのチャンスではありつつ、凡退ならゲームセットという痺れる展開。地元のエンゼルスファンも総立ちで声援を送りつつ、今季ここまで打率が2割台前半という成績を見れば、そこまで大きな期待をかけてはいなかったかもしれない。
ところが大谷は、これを一振りで変えた。カウント0-1からインコースに入ってきたスライダーに対して、うまくバットを内側振り抜き、力強く押し込んだ打球は、24度の角度で飛び出し、どんどんと伸びていった。あと1~2メートル伸びていればサヨナラ3ランという当たりは、センターフェンスを直撃。2死だったこともあり、2人の走者が悠々と生還。殊勲の一打を放った大谷が二塁ベース上で叫ぶと、球場全体からはより一層大きくなった声援が降り注いだ。
大谷の快音が響き、続くレンドンが2球目をセンターに弾き返し、二塁走者だった大谷が激走して生還するまでの時間はわずか1分半。それまでとはまるで違うように感じられる時間は、全て値千金の一打から生まれたものだ。日本のファンからも「最高だわ!」「これはMVP」「感動した」のも当然と言ったところ。いよいよ調子を取り戻してきた大谷が、次なる感動を運んでくるのはいつか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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