【MLB】エンゼルス11-3レイズ(5月9日・日本時間10日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場。今季ホーム初となる5号ソロ、さらに自身キャリア初となるグランドスラムの2打席連続弾を含む4打数3安打5打点3得点の活躍でチームの勝利に貢献した。ファンが待ち望んだ10試合ぶりのアーチ、さらに2打席連続となる6号満塁弾を喜ぶ声が大勢を占める一方、マイナーでの好投を経て、この試合で晴れてメジャーデビューを果たすも“よもや”の満塁被弾に呆然自失となった相手投手に対して「イップスになっちゃう」と実況がコメント。ファンからも「洗礼がひどすぎる」「スパルタすぎる」など心配と同情の声が相次いで寄せられた。
7回の頭からレイズの3番手としてマウンドに上がったフォーチャーは、エンゼルスの8番・ウォーラクにライト前ヒットを許すと、続くベラスケスにストレートの四球を与える。打順は1番に戻ってマーシュ。マーシュは3球目を打ってファーストへの内野安打で出塁すると、フォーチャーは瞬く間に無死満塁の大ピンチを招いてしまう。
ここで迎えるは前の打席で7号2ランを放つなど絶好調のMVP男である主砲・トラウト。トラウトを迎えて委縮したか、ここでもストライクが入らないフォーチャーはストレートの押し出しでエンゼルスに追加点を献上してしまう。
なお無死満塁のピンチは続き、フォーチャーが迎えるのは3番・大谷。大谷は1ストライク3ボールからの5球目、88マイル(約142キロ)の甘く入った変化球を完ぺきに捉え、打った瞬間にそれと分かる2打席連続の6号満塁弾をレフトスタンドに放り込んだ。
試合を中継したABEMAで解説を務めたAKI猪瀬氏は、1アウトも取れずにトラウトに押し出し四球を与え、続く大谷に満塁被弾を許したレイズ3番手、26歳のフォーチャーに対して「ルーキー・ピッチャーで、カーブが評価されて今日メジャーデビューの瞬間。しかし、コマンドを失ってストライクが取れない。投げるボールはカーブしかないので、カーブがああいうところに来れば、こういう結果になる」と解説したうえで「これはもう、イップスになっちゃうんじゃないかというくらい。こんなメジャーデビューは可哀そうだ」とルーキー右腕の落胆ぶりを慮った。
さらにAKI猪瀬氏はフォーチャーについて「4年間、マイナーで投げてきて被本塁打は15本しかない。イニングにすると184イニングも去年までマイナーで投げている。それなのに、ここでいきなり大谷に打たれてしまうとは…」とも述べ、改めて大谷の活躍に感嘆していた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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