<大相撲五月場所>◇四日目◇11日◇東京・両国国技館
前頭十枚目・錦木(伊勢ノ海)が前頭十一枚目・千代翔馬(九重)を小手投げで下した一番で、勝った錦木が土俵上で座ったまま動けなくなる一幕があった。この光景に館内はざわつき、視聴者からは「どした?」「大丈夫か」といった声が寄せられた。
立ち合いまっすぐに出てきた相手を受け止め、前進した錦木。その後、千代翔馬に右のまわしを取られると、圧力をかけられて後退。だが錦木は土俵際で粘り、右からの小手投げを決めてもつれるように倒れ込んだ。勝負が決した際に息が詰まったのか、錦木はしばらく座ったままの状態となり、客席からはどよめきが沸き起こった。その後、自分の足で立ち上がると土俵下へと歩いていった。
取組には物言いがついたが、軍配通り錦木が小手投げで勝利。2勝目となる勝ち星を挙げた。敗れた千代翔馬は2敗目を喫した。
立ち上がれなくなった様子の錦木に、ABEMAで実況を務めた登坂淳一アナウンサーも思わず「大丈夫でしょうか」と心配そうにポツリ。取組内容については、同じく解説を務めた元関脇・豪風の押尾川親方が「千代翔馬がいい流れに持っていったんですけどね。最後の土俵際、苦し紛れの小手に振るというのが錦木にはあるんですよ」と解説した。
しばらく座り込む錦木の姿を受けて、視聴者からも「どした?」「大丈夫か」「痛そうやな」「打ったのかな」といった心配の声が相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)