連覇を阻む高い壁 EX風林火山、来期も同一メンバーでV2狙う 二階堂亜樹「来期こそはという気持ちがすごく強い」/麻雀・Mリーグ
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 プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初の連覇は、今年もならなかった。2020-21シーズンの覇者・EX風林火山は、昨年の優勝メンバーが1人抜けた代わりに、2人の新しい戦力を加え、2年連続優勝を目指したが、結果はセミファイナルシリーズ5位に終わり、ファイナルシリーズにも届かなかった。「前年優勝チームはレギュラーシーズンで敗退」というジンクスこそ打破したが、実力伯仲の激戦リーグにおいて、改めて連覇のハードルが非常に高いことを思い知る結果となった。

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 昨年はぎりぎりの4位でファイナル進出を果たし、そこから大逆転で初優勝。滝沢和典(連盟)が抜けた穴を、オーディションを勝ち抜いた松ヶ瀬隆弥(RMU)、「二階堂姉妹」の姉、二階堂瑠美(連盟)で埋めようとしたが、レギュラーシーズンは4位ながらもセミファイナルでペースダウン。あと一息足らなかったというのが周囲の評価だ。

――今期の振り返りをお願いします。

 松ヶ瀬隆弥(RMU) (リーグが)始まる前にとりあえずレギュラーシーズンで+200ポイントが最低条件と言っていて、それはクリアできました。ただ結局チームも優勝できなかったし、ファイナルにも残れなかったので、自分としては最低条件をクリアできたくらいで、点数だと50点とか60点ぐらい。まだまだやれることはいっぱいあったかなと思っています。来期はさらにプラスを積み重ねて、チームに貢献したいです。勝つのが仕事なので。

――オーディションを勝ち抜いてのMリーグ、1年間過ごした印象はどうですか。

 松ヶ瀬隆弥 今まで打ったことがない人も何人かいましたし、十分研究したつもりはあったんですが、実際打ってみて違うなという人も結構いましたので、そのへんは細かい修正を加えたいなと思います。

――今期は新メンバー2人を加えての戦いでした。

 二階堂亜樹(連盟) 昨期までは3人でやっていて、3人よりは4人の方が余裕があるんだなと実感したシーズンでした。レギュラーもそうですし、セミファイナルもそうですし。気持ちの余裕はすごくあったかなと思います。

――連覇は難しかったですか。

 二階堂亜樹 ジンクスがあったじゃないですか。優勝したチームがレギュラーシーズンで敗退するっていう。特に気にしていなかったんですけど、そうならなくてよかったなとホッとする反面、ファイナルには残りたかったなという気持ちがすごく強かったので、自分のシーズンを振り返って、打ち方とかやってきたこととか、そういうものをきちんと振り返って反省したり、勉強したりすることがいっぱいあると思ったシーズンでした。

――勝又さんは個人ではプラスで終えたシーズンでした。

 勝又健志(連盟) 個人の成績を競うものではないので、全く考えていないです。局面局面は満足のいく局、満足のいく半荘というのは、去年よりは増えたかなと思うんですけど、ただセミファイナルで敗退したということで、特に僕はセミファイナルにたくさん試合に出させてもらったのに、勝負どころで結果を出せなかったこと、その部分について来年、どうやって克服していくか、勝つために何をすべきか、しっかり考えないといけないなと思います。

――二階堂瑠美さんは、これまで妹の亜樹さんを応援する立場からプレイヤーとしてMリーグに参加して1年を過ごしました。

 二階堂瑠美(連盟) 外から見ている部分と、中に入って実際に自分が打ってみるのとでは全く違う部分があって、もともと思ってはいたんですけど、それが想像以上だったと実感しましたね。

――試合中の表情が注目されました。

 二階堂瑠美 個人的には、そんなに変な顔をしているつもりはないんですが、私なんかより多井さんとかの方がよほどじゃないかと思っているんですけど、どういった形でも喜んでくれる人がいるのであれば、そのままでいこうかなという感じです。別に作っているわけじゃないんですが。

――監督から今期の総括をお願いします。

 藤沢晴信監督 去年の今頃は夢見心地で、大逆転で優勝インタビューを受けていました。1年経って(今年は)5位で現実を感じているんですけど、さらに厳しい現実は、レギュレーションがあって、来年ファイナルに行けなかったら、この4人から1人替えなきゃいけない。この厳しい現実をどう乗り越えていくか。つまりファイナルは絶対に進出しないといけない。やはり今年の新チームを信じて、選手を信じるのみで、来期はファイナルを突破して優勝を目指します。

――来期への準備はもう始まっていますか。

 藤沢晴信監督 いち早く4人の継続は発表させてもらいましたので、準備、スタートは早かったと思います。

――最後に亜樹さんから来期への抱負をお願いします。

 二階堂亜樹 連覇を狙える唯一のチームとして、王者なんですけど挑戦者のつもりで頑張りますと開幕の時に言ったんですが、その気持ちは変わらず、今期セミファイナルで敗退してすごく残念な気持ちと、来期こそはという気持ちがすごく強くなりました。ファイナルもすごく盛り上がりましたし、ファイナルの舞台で戦いたいという気持ちがより一層強くなったので、その気持ちに向けてオフシーズン中にしっかり準備して勉強して練習して、来期に臨みたいと思います。

 新体制で臨んだ風林火山も、来期ファイナルに残れなければわずか2年で再編を迫られることになる。続けて勝つのは難しいのが麻雀だが、リストバンドをつけた腕を思い切り振り続け、今度こそ頂点に立つ。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

【動画】Mリーグ全8チームの密着ドキュメント
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【動画】Mリーグ2021-22シーズン最終日ダイジェスト
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