照ノ富士の吊り出しに翔猿が“足バタバタ”　横綱のパワー相撲に視聴者「吊られたらマジで何もできない」「クレーンとしか言えない」

＜大相撲五月場所＞◇九日目◇16日◇東京・両国国技館

　横綱・照ノ富士（伊勢ヶ濱）が前頭五枚目・翔猿（追手風）を豪快な極め出しで下し、6勝目を挙げた。吊られた翔猿はなすすべなく足をばたつかせ、視聴者からは「クレーンとしか言えない」「マジで何もできない」といった声が寄せられた。

　立ち合い胸で当たって抱えにいった照ノ富士。翔猿が振り払うと、やや離れて牽制し合う展開へ。その後、翔猿が頭をつけて右の下手を引いたものの、手繰りながら抱え込んでいく照ノ富士が相手の両腕を極めると、そのまま吊って土俵外へと運んでいった。吊られた翔猿は足をバタバタと動かしたが抵抗できずに土俵を割り、4敗目となる黒星を喫した。勝った照ノ富士は6勝目。

　照ノ富士の豪快な極め出しに、ABEMAで解説を務めた元前頭・玉飛鳥の熊ヶ谷親方は「あの力はすごい」とため息交じりに一言。さらに「あれはもう逃げられないですからね」と指摘すると、「極めながら吊っていますから。ああいう力強い相撲というのは、なかなか取れる人はいないですよ」と続けた。同じく実況を務めた舩山陽司アナウンサーは「極めて吊るという技も決まり手としてはないですよね。想定されていない。“極め吊り”というのはないので」と語った。

　怪力を発揮した照ノ富士の取組を受けて、視聴者からは「持ち上げたｗ」「いやぁつえぇ」「見事な吊り」「赤ん坊を運ぶ感じ」「クレーンとしか言えない」といった声が続出したほか、もがく翔猿の姿に「足バタバタ」「何とか逃げようとしたけど…」「吊られたらマジで何もできない」「どうしても腕が抜けないんだな」とコメントするファンも相次いでいた。
（ABEMA『大相撲チャンネル』）