セガサミーフェニックス、悔しい準優勝でさらに見えた頂点までの距離/麻雀・Mリーグ
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 あと一つ、アガリがあれば…。選手も監督もファンも息詰まる展開の中で、心を一つにしたことだろう。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」2021-22シーズン、準優勝したセガサミーフェニックスは、最終日・最終局で一瞬、KADOKAWAサクラナイツを抜いて首位にも立った。2年前にも最終日に逃した優勝が、すぐ目の前にあった。悔しさとともに頂点までの距離が、よりくっきりと見えたシーズンとなった。

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 レギュラーシーズン90試合、セミファイナルシリーズ16試合、ファイナルシリーズ12試合。計118試合の最終戦のオーラス、テンパイ・ノーテンで優勝が決まるほどの大接戦。今期の白熱ぶりが凝縮したオーラスだったと言えるだろう。その分、光と影の差もさらにはっきりとした。試合後、準優勝と健闘した充実感よりも、もう少しで光が当たる側にいられたことを思えば、やはり悔しさばかりがこみ上げた。

――最終戦、優勝まであと少しでした。

 近藤誠一(最高位戦) 力が足りなかったということだと思います。今回のファイナルは、初日も最終日も連投を任されていたわけですが、チームメイトやスタッフやファンの方々の期待に応えられなくて、とても残念です。

――2年前の準優勝との違いはありますか。

 近藤誠一 思えば2年前も魚谷が最終戦で競り勝てずに準優勝で終わったという見方もできるかもしれませんけど、自分が2つ箱をかぶったんで、これはね、ちょっとなんというかね。うーん…。今年どうにかしたかったんですけどね。なかなか難しかった。優勝は難しいと今は受け止めています。

――茅森さんはレギュラーシーズンから活躍が目立ちました。今期の振り返りをお願いします。

 茅森早香(最高位戦) 4人ともここで勝ったらいいなという場面で勝っていたりしたので、なんかみんなそれぞれ頑張りました。最後あと一歩のところで届かなかったので悔しいですけど、全体的にはよかったのかなと思います。

――プレッシャーを楽しんでいる様子も印象的でした。

 茅森早香 ダントツで負けていたり、ダントツで勝っていたりするよりは、熱戦でやっていた方が勝負としては楽しいのかなと思います。優勝できる力はあると思うので、また来年頑張りたいです。

――魚谷さんにとっては、特にレギュラーシーズンは厳しい戦いが続きました。

 魚谷侑未(連盟) 個人としては、連れてきてもらったファイナルで、あんまりいいところはそんなになく、本当にチームメイトがここまで連れてきてくれたというのが今シーズンの感想です。なので来年は「私が連れて行くぞ」くらいに戦えるように。自身の弱いところも今回すごくわかったので、そういうところを反省して、来期に向けて麻雀の勉強を頑張りたいと思います。

――魚谷さんも2年前、最終日・最終戦を戦い悔しい思いをしました。

 魚谷侑未 2年前は自身が打っていて、自身が決めてしまった、決まってしまった準優勝でした。今年は応援する立場で誠一さんの麻雀を見ていて、結果はダメだったんですけど、次に向けてすごく勇気をたくさんもらったので、今日の悔しさは2年前のものとは少し違うなと。2年前は、正直立ち直れないくらいのショックを1カ月ぐらいずっと引きずっていたんですが、今日は次に向けて、今日、厳しい試練を与えられたと感じたので、この試練を越えて次に向けてステップアップしていきたいと思う一日でした。

――東城さんは今年がMリーグ初参戦でした。

 東城りお(連盟) 私個人としては、正直ポイント的なところはそんなに貢献できていないんですけど、私からしたらめちゃくちゃ上出来だったんじゃないかなと思っています。本当に最初の目標としては、チームに迷惑をかけない、個人はプラスマイナスゼロくらいで、なんとかやれたらなっていうところから始まっていたので、個人としてはなんとかやれた1年目だったんじゃないかなと思います。

――プロ麻雀界のトップクラスとの戦いも続きました。

 東城りお 結構大事なところでレギュラーシーズン、セミファイナルとものすごい面子に当たりました。Mリーグに出ているみなさん、みんな強いんですけど、特に大将的な人と当たる局面でトップを持って帰れたところは本当にうれしく思います。特に私はノーマークというか、データの少ない選手というのもあったので、そういうのも功を奏してトップを取れたんじゃないかなと思うんですけど、今年でかなりデータも収集されたと思います。私自身麻雀においては、まだまだだなというところがたくさんあるので、来年また出させていただけたら、精進して挑めたらと思っています。

――吉野監督は今年からチームを指揮しました。1年を振り返っていかがでしたか。

 吉野慎一監督 Mリーグってチーム戦なので、チームの雰囲気をよくしようと。4回中3回負ける競技ではあるので、次頑張ろうと思える控室や空気感を作っていくことを大切にして、チーム一丸となって目標に向かうところを目指してきた一年だったと思います。

 男女対等に戦える競技でもある麻雀。2年目から男性1人、女性3人というチーム構成で、今年もファンの心を震わせる戦いを何度も見せた。お父ちゃんと三人娘。今年の悔しさが積み重なった分、初優勝でかわす祝杯はきっと格別だ。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

【動画】Mリーグ全8チームの密着ドキュメント
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【動画】Mリーグ2021-22シーズン最終日ダイジェスト
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