<大相撲五月場所>◇十一日目◇18日◇東京・両国国技館
前頭十枚目・錦木(伊勢ノ海)が前頭十三枚目・明生(立浪)を寄り倒しで下して、5勝目を挙げた。互いに四つに組むと向こう正面の土俵際ギリギリでせめぎ合いを演じ、土俵下の観客はもちろん行司や親方が“ウェーブ”のようにヒヤリ身構える珍シーンがあった。
力士の熱気や鬢付け油の甘い匂いなど、生で感じることができるのが現地観戦の醍醐味。しかし巨体の力士が落下してきたら一大事だ。そんな“ヒヤリ”のシーンは、148キロの明生と172キロの錦木の一番で起きた。立ち合いからすっと右上手を引いた明生に対し、錦木も辛抱しながら右上手を引き返し、胸を合わせて一気に土俵際へ追い込んだ。土俵下でまず身構えたのは赤房下の呼出。水桶に手をかけて力士の落下に耐える姿勢を見せると、次々に観客、行司、親方の順で焦りの表情を見せ、「こっちに落ちてこないで」と後ろにのけぞり“ウェーブ”を発生させた。
両者ともに落下は免れたものの、敗れた明生は6敗目を喫しがっくり。ABEMAで解説を務めた元安美錦・安治川親方は「どんどん攻めていくのが明生の持ち味。星勘定をしすぎずのびのび相撲を取っていったら本来の明生に戻ってくる」とエールを送っていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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