<大相撲五月場所>◇十二日目◇19日◇東京・両国国技館
大関・正代(時津風)と前頭五枚目・翔猿(追手風)の一番で、立ち合い変化した翔猿がアクロバティックな攻めを展開。その動きに館内は沸き、視聴者からも「モンキーマジック!」「おもしろい相撲」といった声が寄せられた。
立ち合い右に変化して潜り込むように攻めた翔猿。正代はすかさずつかまえると、右上手を深く取って応戦する。その後、翔猿はジャンプするような動きで必死の攻めを見せたが、土俵際で正代が耐え、最後は両者もつれるように土俵下へと倒れていった。
行司軍配は翔猿に上がったものの、同体ではないかと物言いがつき、協議の結果、同体と判断されて取り直しに。取り直しとなった一番では、立ち合い両者正面からぶつかり合うと、正代が一気の攻めを見せて押し出しで勝って5勝目を挙げた。正代は7敗を守り、今場所勝ち越しの可能性を明日以降につなげた。敗れた翔猿は7敗目。
取り直し前の一番でアクロバティックな動きを見せた翔猿の姿に、ABEMAで実況を務めた田中大貴アナウンサーは「最後、翔猿も外に出そうになって、そこからふわっと浮いて飛びましたよね」とコメント。これに同じく解説を務めた元関脇・豊ノ島の井筒親方が「翔猿だけにね」とジョークで応じると、田中アナは「素晴らしいです。最後は外まで飛んでいきました」と続け、井筒親方は再び「翔猿だけにね」と口にして実況席の笑いを誘った。
場内を沸かせた翔猿のトリッキーな攻めに、視聴者からも「フライモンキー!」「飛びます」「モンキーマジック!」「おもしろい相撲だったww」といったコメントが相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)