二階堂瑠美、Mリーグ1年目は「想像以上に大変」キャリア十分の人気女流が翻弄されたのはなぜか/麻雀・Mリーグ
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 プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の2021-22シーズンから参戦した選手の一人、EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)。同じチームの二階堂亜樹(連盟)の姉で、長年に渡り「二階堂姉妹」として人気を集めてきたプロ雀士だ。まだMリーグという団体戦リーグの影や形、構想すらないころからプロ麻雀の世界で戦い、業界を牽引してきた存在ではあるが、それでもMリーグ参戦1年目は「想像以上に大変」だった。試合だけでなくファンとの接し方についても経験十分なはずの瑠美が、なぜここまで翻弄されたのか。

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 19歳でプロ雀士となり、キャリアはもう20年以上になる。タイトルも女流限定だけでなく、男女混合のタイトルも複数獲得している。手役派として知られ、華々しい麻雀を見せることから、キャッチフレーズは「天衣無縫」とついている。Mリーグの舞台では試合中から表情豊かなところもファンに注目され、その人気が改めて示されることになった。

 リーグ序盤、瑠美の打牌選択についていろいろとファンの間で意見が飛び交ったことがある。これに本人は「もともとMリーグを3年間見ていたので、選手に対して、打牌だったり選択だったり、見た目だったり、所作だったり、いろんなことに対していろんなことを言う人がいるっていうのは、知識としてありました」と落ち着いて受け止め、さらに「そこに自分が入ることによって何か言われたとしても、昨日今日、麻雀プロを始めたわけじゃないので、全然気にはなってないですね」と微笑んでいた。麻雀の放送は、視聴者が4人の手牌を全て把握しており、さらにMリーグとなれば数十万単位のファンが注視する、まさに衆人環視。多少自分にミスがあり、それを指摘されたところで、いちいち気にしていたら自分の麻雀が打てなくなると知っていた。

二階堂瑠美、Mリーグ1年目は「想像以上に大変」キャリア十分の人気女流が翻弄されたのはなぜか/麻雀・Mリーグ

 ただ、そんな瑠美の表情も少しずつ曇りがちにはなった。レギュラーシーズン32人中29位、▲275.8という成績がそう思わせたのか。それとも何か大きなイメージとの相違があったのか。「妹が初年度からMリーガーで、友だちとか同期とか近い人がMリーグで頑張っていて、大変だと聞いていました。ただ想像以上に大変でした。ここまで影響してくるんだなという実感を得られました。裏の部分を気にしないでもらえるようにプレーに集中するのが選手の役割で、使命。自分自身がMリーグで麻雀を楽しめていなかったです。プレッシャーの方が大きい。申し訳ないとか、余計なことを考えていることが多かったです」。これがプロ雀士に慣れない団体戦の重圧か。奔放に打つ持ち味が消え、魅力である笑顔がどうしても苦笑いになった。

 来期、EX風林火山は早くも今期と同じ4人で戦うことを発表している。ファイナルシリーズ進出を逃したことで、来期も同じであれば、誰か1人はチームを去らなくてはいけない。様々な思いを持って参加したMリーグ。最短の2年で姿を消してしまっては、多くのファンが寂しがるだろう。もっとたくさんの笑顔が見たい。それがファンの願いだ。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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【動画】Mリーグ2021-22シーズン最終日ダイジェスト
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