<大相撲五月場所>◇十四日目◇21日◇東京・両国国技館
優勝争い3敗でトップに並ぶ、前頭十二枚目・佐田の海(境川)が、小結・大栄翔(追手風)に叩き込みで敗れ、4敗に後退。横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)、前頭四枚目・隆の勝(常盤山)は3敗を死守した。また、大関・御嶽海(出羽海)の負け越しが決定した。
35歳、悲願の初優勝を狙う佐田の海は、大栄翔との一番で立ち合い頭でぶつかっていったが、大栄翔に叩き込みで敗れた。照ノ富士は大関・正代(時津風)に、隆の勝は前頭二枚目・霧馬山(陸奥)に、まったく危なげない相撲で勝利した。正代は9敗目、霧馬山は5敗目を喫した。
明日の千秋楽を前に、数字上で優勝の可能性を残しているのは、3敗の照ノ富士と隆の勝、4敗の佐田の海と大栄翔となった。なお、“7敗同士の大関戦”で、御嶽海は貴景勝(常盤山)に押し出しで敗れ、負け越し決定。来場所、正代と共にかど番で臨む。まったく良いところを見せられなかった御嶽海の取組を受け、ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「これはぶつかり稽古でしょうか。まったく良いところがなかった。お客さんに申し訳ないですよね」と厳しいコメントを残していた。
(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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