振り飛車党の第一人者・久保利明九段(46)が華麗なリフティングを披露し、話題を呼んでいる。将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Bリーグ第3試合、チーム斎藤とチーム菅井の対戦が5月21日に放送された。今期、チーム紹介シーンでは出場棋士が「だるまさんがころんだ」「竹馬」など子どもの遊びに挑戦するシーンが放映されているが、久保九段はチームリーダーの菅井竜也八段(30)と佐藤和俊七段(43)とともにサッカーのパス回しにチャレンジ。久保九段の足技にファンから感嘆の声が上がった。
捌きのアーティストがサッカーボールも攻略した。予選Bリーグ3回戦放送時には自己紹介のインタビューシーンに重ねて、チームの結束力を深めるべく、サッカーのパス回しをして交流するシーンが公開された。そこでは久保九段が足技で魅せた。サラサラヘアをなびかせながら、右足で軽くボールを蹴り上げると、そのまま3回、ももで1回、再びインステップで2回とリフティングを披露した。
久保九段といえば、マスク生活をきっかけに蓄えたファッションヒゲが現在のトレードマーク。大人の魅力たっぷりな風貌から「イケおじ」と称されることも。趣味はゴルフとマラソン。過去には日本将棋連盟のサッカー部にも所属していたことがあるという。2018年に行われた第67期王将戦七番勝負では豊島将之八段(当時)の挑戦を4勝2敗で退け、防衛の喜びをヘディングで表した写真もファンの間では有名だ。今回は華麗なボール捌きが動画で公開されたとあり、ファンの衝撃度は大きい。まさかの足技に「リフティングうまーww」「いやいやめっちゃびっくりした」と驚きの声が多数寄せられた。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)