藤井聡太叡王、初防衛した五番勝負振り返り「千日手になってホッとした」対局中の心情明かす/将棋・叡王戦五番勝負
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 第7期叡王戦五番勝負を制し、初防衛を達成した藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、19)が5月24日、終局後にABEMAの中継に出演し、激闘の五番勝負を振り返った。タイトル戦では自身初の千日手となった第2局は「千日手になってホッとした」と対局中の心情を告白。また、注目を集めたおやつで、かわいいフォルムの“コロコロくまさん”は「対局中は決断が大事なので」と躊躇なくスプーンですくいあげたことも明かした。

【動画】笑顔でファンの質問に答える藤井聡太叡王

 今期は3戦すべてで「相掛かり」を採用したシリーズとなった。「序盤から激しい展開になって一手一手、手探りに。第2局は千日手指し直しで、千日手局は中盤の始めあたりから自信がなくて千日手は仕方がないというか、千日手になってホッとしました。後で振り返ってみたら、その局面はこっちが指せていて打開するべきだったようです。判断力に大いに課題があるなと感じました」と心情を包み隠さず告白した。特に地元・愛知開催となった第2局には思い入れが強い様子で、「タイトル戦という大きな舞台を名古屋で指せて、地元のファンの方に見ていただけたことが嬉しかった」と加えた。

 叡王戦は棋戦主催社が菓子メーカーの不二家とあり、対局の合間に提供されるおやつのメニューも大きな話題を集めた。藤井叡王が2年連続で注文したカップケーキの「コロコロしばちゃん」「コロコロくまさん」はその筆頭。店頭では完売が起こるなど、その影響力の大きさを示した。柴犬とクマをかたどったかわいらしいフォルムが魅力のケーキで、ファンからは「どこから食べるんだろう」といった声が多く上がっていた。しかし、藤井叡王は「対局中は決断が大事なので(笑い)」とバッサリ。躊躇なくスプーンですくいあげて食べたことも明かした。

 番組終盤、コメント欄に寄せられた質問を藤井叡王本人が選んで答えるコーナーではファンとの交流も楽しんだ。第3局の開催地が千葉県柏市とあり、「つくばエクスプレスには乗りましたか?」という質問には、「今回は乗れていないので機会があれば。つくばエクスプレスは速度が速い路線なので乗ってみたいと思います」と電車好きの藤井叡王らしい答えを返していた。さらに、主催社から贈られた巨大なペコちゃんのぬいぐるみの飾り場所を問われると、ファンにはおなじみの「玄関に飾らせていただくことになると思います」と返答し、笑いを誘っていた。

 6月3日には棋聖戦五番勝負が開幕。さらに王位戦七番勝負もカウントダウンに入っている。叡王防衛を決めたこの瞬間も、視線の先は次戦を向く。「防衛戦に向けてしっかり準備して、良い将棋を指せるように頑張りたい」。藤井叡王にとっても、ファンにとっても、“熱い”夏はすくそこまで迫っている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【動画】笑顔でファンの質問に答える藤井聡太叡王
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【動画】叡王戦五番勝負 藤井聡太叡王、防衛の瞬間
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