高宮まり、スタイルチェンジに苦しんだ日々と支えになった前原雄大の言葉「悩んでいいんだなと思ったら気が楽になった」/麻雀・Mリーグ
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 プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の中でも、高い人気を誇る美女雀士として知られるKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)。そのルックスや穏やかな話し方とは異なり、卓上ではチームカラーと同じく攻撃的な麻雀で強敵たちと戦っている。ただ2021-22シーズンはスタイルチェンジを目指し、時にはバランスを崩しながら戦うこともあった。そんな時、支えになったのは前シーズンまでチームメイトだった大先輩・前原雄大(連盟)の言葉だった。

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 KONAMI麻雀格闘倶楽部は2020-21シーズン、前原、藤崎智(連盟)、佐々木寿人(連盟)、そして高宮という4人だった。ここから前原、藤崎が抜け、滝沢和典(連盟)が移籍で加入。また伊達朱里紗(連盟)が新Mリーガーとして入ってきた。高宮からすれば大先輩である前原、藤崎がいたチームは「本当に家族みたいな感じで、親戚の家にいるような気分でよかった」ところから、ぐっと4人の年齢が近づいたことで「いとこが集まっているみたいな、気楽さ、自由さがある」ように感じた。

 大先輩についていくところから、若返ったチームの中では、もっと自分を強くもって戦わなくてはいけない。ここで高宮が選んだのは、攻め一辺倒からすこし堪える麻雀だった。「『テンパイしたらリーチ』としていたんですけど、それをちょっと変えてみたのが、いいように出ていたらいいですね。攻めの姿勢は変えないんですけど、攻めるためにどうするかという基準を私の中で少し変えました」と、まっすぐにアガリに向かうだけでなく、迂回ルートも考えながら戦い始めた。

高宮まり、スタイルチェンジに苦しんだ日々と支えになった前原雄大の言葉「悩んでいいんだなと思ったら気が楽になった」/麻雀・Mリーグ

 長年の戦いで馴染んだスタイルを変えて、すぐに結果を出すのは難しい。むしろ混乱する時期もあった。「いろいろ取り入れていくと収拾がつかなくなって、それが結構長く続きました」。新たな試みが結果に出れば信じてそのまま進めるが、負けにつながれば心も揺らぐ。その時に気持ちを保てたのは前原の言葉のおかげだ。「前原さんが『一生悩んでいくもの』だと。私から見たらレジェンドで、実績もたくさんある前原さんが悩んでいるのがすごくかっこよく見えて、私も悩んでいいんだなと思ったら、気が楽になりました」と、悩む自分を許せてきた。

 シーズン最終盤。優勝争いから引き離されたファイナルで、高宮に出番が回ってきた。その日は前原が激励に来た日だ。堂々としたトップを取って帰って来ると「本当によかったです」と、大先輩の前でホッとした笑顔になった。「去年より充実してやれたかなと思っています。自分だけの力じゃなくて、みんなの協力があってのことです」。成長ができたからといって、次のシーズンが楽になるわけでもない。強くなるほどに新しい悩みも出る。それでも高宮はもう迷わない。大きな前原の背中を見て、また前に進む。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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【動画】Mリーグ2021-22シーズン最終日ダイジェスト
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