将棋の名人戦七番勝負第5局が5月28日、岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」で行われ、渡辺明名人(棋王、38)と斎藤慎太郎八段(29)が現在対局中だ。シリーズはここまで渡辺名人が3勝を挙げ、3連覇に王手をかけている。2期連続で挑戦者となった斎藤八段は1勝でカド番だが、大逆転での初名人に向けて望みをつなげるか。注目の戦型は角換わりになった。
【中継】名人戦七番勝負第五局1日目 渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段
両者の対戦は過去に16局あり、渡辺名人が11勝5敗とリード。今回の名人戦では渡辺名人が2連勝した後、第3局で斎藤八段が逆転勝利。ただ第4局は再び渡辺名人が力強さを見せて、3勝1敗でタイトル防衛にあと1勝としている。ここまでの4局は、作戦巧者である渡辺名人の序盤戦術に、斎藤八段が1日目から持ち時間を多く消費する展開が続いており、そのまま渡辺名人のペースになる時間が多くなっている。終盤力に定評がある斎藤八段ではあるが、序中盤でなんとか食らいつき、終盤勝負に持ち込めるか。渡辺名人からすれば、早めにポイントを稼いでそのまま押し切りたいところだ。
本局は正午からの昼食休憩までに34手目まで進行。既に3筋を中心に戦いが起こり始めている。渡辺名人は昼食休憩前に46分の考慮を入れ、この時点では持ち時間の消費が両者ほぼ同じペースになっている。
持ち時間は各9時間の2日制で、先手は渡辺名人。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【午前のおやつ】
渡辺明名人 フルーツ盛り合わせ、ピオーネジュース 斎藤慎太郎八段 フルーツ盛り合わせ、ピオーネジュース
【昼食の注文】
渡辺明名人 瀬戸内海産べいすけ穴子煮重(小鉢、炊き合わせ抜き) 斎藤慎太郎八段 岡山県産和牛すき焼き丼
【昼食休憩時の残り持ち時間】
渡辺明名人 7時間43分(消費1時間17分) 斎藤慎太郎八段 7時間34分(消費1時間26分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)