「私、チームにいるのかな」苦戦の中で日向藍子が考えていたこと「いくら頑張っても足りない」/麻雀・Mリーグ
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 4年連続で3位と安定感抜群の結果を残した渋谷ABEMAS。リーダー多井隆晴(RMU)を中心に白鳥翔(連盟)、松本吉弘(協会)という次世代の選手も年々力をつける中、元気印としてチームの雰囲気を高めているのが日向藍子(最高位戦)だ。リーグ2年目、2019-20シーズンから4人目の選手として加入し、緊張感のあった男性3人組を和やかにし、より強固なチームワークを生んだことは間違いない。ただ、2021-22シーズンは個人成績で不振に陥り「(チームに)いるのか、いらないのかと思ってしまうことがあった」というところまで悩んでいた。

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 明るく優しい性格と高いコミュニケーション力。勝負の世界では、どこか人見知りだったり、話すのが苦手だったりする人も多い中、この能力は突出している。Mリーガーになる前、パブリックビューイングのMCを務めた時、各選手と軽快なトークも展開しており、誰とでも自在に話せるのは才能だ。日向が加入した2019-20シーズン、松本は「チームがめちゃくちゃ締まったんです。雰囲気がよくなった原因の一番は藍子ちゃん。勝ったら自分のことのように笑ってくれるし、負けたら自分のことみたいに悲しんでくれる。あの子がチームであることを一番体現している選手で、なくてはならない存在です」と表現した。多井、白鳥、松本の男性3人もがっちりと肩を組んで長いシーズンを戦っているが、多井が「このメンバーであと10年戦いたい」と言えるようになったのも、日向がいてこそだ。

 日向は2020-21シーズンまでレギュラーシーズン、セミファイナルシリーズ、ファイナルシリーズと、全てのステージでポイントをプラスで終えてきた。出番こそ他の選手よりも少ないが、2年間の計6ステージ、一度もマイナスで終わらないというのは快挙だ。ところが2021-22シーズンは懸命に戦っても結果がついてこない。「いくら頑張っても足りないと思う結果が多々ありました」と、チームにとっての自分の存在意義まで揺らいでしまった。

「私、チームにいるのかな」苦戦の中で日向藍子が考えていたこと「いくら頑張っても足りない」/麻雀・Mリーグ

 この様子を感じ取っていたのは多井だ。「僕ら男3人が、もっといろいろな意味で支えられたんじゃないかなと。日向が一番調子が悪い時も、体調が悪い時も、何か日向がムードを作っている。もう少し日向のことをバックアップしてやれなかったかなと思います」と、ムード作りに“日向任せ”であったことを悔やんだ。ただ、その思いや言葉は追い詰められた日向にもちゃんと届いていた。「支えてもらっていましたよ。だからマイナスが200を超えてもまた戦えましたし、助けられていました。行けって言われたら全力を尽くすし、ポイントで貢献できないならチームのためにできることを考えます」。日向の存在なくしては、4年連続3位という結果の後にも、各選手から今年が一番よかったという言葉が揃うはずもなかった。来年は5年連続のファイナル進出と、悲願の初優勝を目指す。頂点に立った時、男性3人は優勝シャーレを持つ記念撮影で、喜びに涙する日向をきっと一番目立つ場所に置く。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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【動画】Mリーグ2021-22シーズン最終日ダイジェスト
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