日本のプロ野球以上に厳しい競争が繰り広げられるMLBの世界。スター選手が揃うメジャーに上がるためには、5段階に分かれるマイナーリーグを這い上がらなくてはいけない。メジャーとマイナーでは待遇もまるで別物で、技術だけではなく過酷な状況を耐え抜くハングリーさも必要だ。ただ全員がライバルであるにもかかわらず、チームメイトがメジャー昇格を決めた瞬間、全力で祝福するという感動のシーンが生まれるのもMLBならではだ。
【動画】仲間のメジャー昇格を全力で祝福するマイナーの選手たち（6分2秒ごろ～）
今月、メジャー昇格を決めたのが2019年のドラフト1巡目でオリオールズから指名を受けたラッチマン捕手。2016年にはマリナーズから40巡目に指名されたがこれを断り、オレゴン州立大学に進学。晴れて3年後に全体1位で指名され、契約金は史上最高額810万ドル（約10億円）を手にしたスター候補だ。そんなラッチマンもルーキーリーグから確実にステップアップし、5月21日についにメジャー昇格。同日、6番・捕手でスタメン出場を果たし、7回に初安打となるスリーベースヒットを放った。
チームの期待通りに成長、メジャーデビューを果たしたラッチマンだが、やはり初昇格の知らせはうれしいもの。球団関係者からオンラインで昇格を告げられると、思わず表情もほころんだが、そこに突然やってきたのがマイナーのチームメイトたちだ。次々と選手が部屋に乱入し、ラッチマンをもみくちゃにする手荒な祝福。それでもラッチマン本人も笑顔が弾けていた。この様子がABEMAのMLB情報番組「MLB石橋貴明スタジアム」で紹介されると、視聴者からは「いい奴らや」「いいシーンだ」「マイナーの仲間たちが？いいやつだなぁ」と感動のコメントが続々と寄せられていた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
■大谷翔平 人気記事
