将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、19)への挑戦者を決める「お〜いお茶杯王位戦挑戦者決定戦」が5月31日に行われ、豊島将之九段(32)と池永天志五段(29)が午前10時から対局を開始した。豊島九段が2期連続で挑戦権を勝ち取るか、池永五段が初のタイトル戦の舞台に上がるか、どちらにとっても負けられない一局だ。
豊島九段は、2007年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:9期)、順位戦A級(A級以上:6期)。タイトルは通算6期、棋戦優勝は5回。2021年度は藤井王位と竜王戦、叡王戦、王位戦と3つのタイトルで番勝負を展開。他の棋戦も合わせて16局の大熱戦を繰り広げ、4勝12敗と大きく星を離された。2年連続の挑戦権獲得、さらには番勝負を制し王位復位にかける強い思いを内に秘める。
池永五段は、2018年4月に四段昇段。竜王戦4組、順位戦C級2組。2020年新人王戦ほか棋戦優勝は2回。今期の王位リーグ白組を4勝1敗で優勝。他棋戦を含めて初の挑戦者決定戦に駒を進めた。この一局に勝てば、初のタイトル戦出場と規定により六段昇段が決まる。
両者は過去に公式戦での対戦はなく、本局が初手合い。持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は豊島九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)