“二刀流”中日・根尾昂に里崎氏は厳しい指摘「まだどっちも中途半端」
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 5月29日に行われた交流戦、オリックス・バファローズ対中日ドラゴンズの一戦で、投手として登板する“二刀流”を披露した中日・根尾昂について、里崎智也氏が言及した。

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 オリックス8-0で迎えた8回裏・オリックスの攻撃で、中日ベンチは4番手・谷元圭介から、野手登録の根尾をマウンドに送る。根尾は、この回先頭の1番・福田周平への代打・小田裕也を3球でセンターフライに打ちとると、続く2番・宗佑磨に対しては、初球にフォークを投じてボールとなると、3球続けてストレートでの勝負でセカンドゴロに。3番・中川圭太への代打・宜保翔にはストレートを狙い打たれてライト前ヒットを許すも、4番・マッカーシーに対しては、1-1から投じた内角真ん中のスライダーでセンターフライに打ちとり、みごと無失点で切り抜けた。

 大阪桐蔭高時代の2017年と2018年の選抜高等学校野球大会では、2年連続で決勝戦に登板するなど、投手としての評価はプロ入り前から高かった根尾。マッカーシーへの2球目には、この日最速の150キロも記録した。

 こうした根尾の“二刀流”について、里崎氏は「フォームのバランスはいいと思うんですよ。もうちょっとリリースポイントを前にして、体重を乗せればもっと球が速くなるし、キレのあるボールを投げられると思うんです」と、まずは投手としての“課題”について指摘。

 一方で、「このままではピッチャーとしてはなかなか難しい」と厳しい見方も披露。「野手としてもピッチャーとしても、正直今はまだ中途半端な位置にいるんで。まずどっちかでもしっかりとした結果を残して、主力として(試合に)出ていければ、大谷のような二刀流のように面白い存在になるかもしれない」と、今後の飛躍に期待するかたちでコメントした。(ABEMAバズ!パ・リーグ』)

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