シーズン中の移籍も、大型契約のためのFAも当たり前。そんなイメージの強いメジャーリーグの中でも、一途にプロ入りを果たしたチームに残ることを望む選手がいる。クリーブランド・ガーディアンズのラミレス内野手は、シーズン開幕前に5年で1億2400万ドル(約162億円)の契約延長となった。年俸にすれば30億を超える超大型契約に見えるが、仮にFA市場に出たとすれば、単年で40億は楽に超えると言われるほど、メジャーを代表するスター三塁手。相場を考えればかなり安いが、ラミレスにとってクリーブランドは特別な場所。「クリーブランドで選手のキャリアを全うしたい」というほどの強い思いがあった。
【動画】スター選手、ラミレスの心温まる話(14分26秒ごろ~)
ラミレスは2013年9月に、当時のインディアンスでメジャーデビュー。今年からチーム名がガーディアンズに変わったが、そのまま在籍している。ガーディアンズの財政力を考えれば、ラミレスが相場通りの契約を求めれば放出もやむなし、というところだったが本人はメジャーリーガーになるという夢を叶えてくれた球団に対しての恩義から、まるで移籍について考えていないという。ABEMAのMLB情報番組「MLBスタジアム」でMLB.jp編集長の村田洋輔氏が説明したところによれば、身長175センチとメジャーリーガーとしては小柄なラミレスが球団との契約に苦労したところ、手を差し伸べてくれたガーディアンズに深く感謝しているという。「クリーブランドの永久欠番になりたい、殿堂入りしたい、ワールドシリーズを制覇したい」。他の球団ではなく、今の球団でメジャーリーガーとしての全ての目標を達成したいようだ。村田氏は「安くてもいいからトレード拒否権をくれ、球団から出されないようにしてくれと言ったそうです」と補足した。
活躍して大型契約を掴むというメジャーリーガーのイメージとは異なるエピソードに、日本のファンからも「ええ話やなぁ」「泣けるわぁ」「チームへの愛が凄い」と感動の声が続々と届いた。なおラミレスは今季絶好調で、特に打点では年間170打点を超えるペースで打ちまくっている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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