6月9日、10日の2日間、シンガポールで『ROAD TO UFC』トーナメント1回戦が行われる。フライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級と4階級にアジア各国の強豪が揃い、9月に準決勝、12月に決勝。優勝した選手はUFCとの契約が待っている。つまりこのトーナメントは、世界最高峰への入口だ。
 日本からは4階級に計7人が出場。バンタム級には3人がエントリーしている。中でも期待されるのは、日本MMAの申し子というべき中村倫也だ。中村は父が修斗のジムのオーナーだったことから幼少期から総合格闘技を見て育った。夢は総合格闘家。レスリングでオリンピックを目指し、U-23世界選手権で優勝しても「早くMMAをやりたい」と思っていたそうだ。