将棋の藤井聡太棋聖(竜王、王位、叡王、王将、19)が永瀬拓矢王座(29)の挑戦を受けるヒューリック杯棋聖戦五番勝負が6月15日、新潟県新潟市の「高島屋」で第2局の対局が行われている。本局の先手番は永瀬王座で、戦型は角換わりとなった。藤井棋聖は持ち時間の半分を超える2時間以上を消費しており、午後にどのような戦略を立てているかに注目が集まる。
持ち時間の大差はプラン通りか、永瀬王座の研究が炸裂か。角換わり腰掛銀となった本局は、じっくりとした流れだった第1局とは打って変わり、早々に戦いが始まり中盤戦を迎えている。午前中に50手が進んだが、形勢は不明。藤井棋聖の消費時間は2時間9分と持ち時間の半分を超えているのに対し、永瀬王座の消費時間はわずか24分と、どこまでが研究範囲なのかと思わせるほどのスピードで指し進めていた。
藤井棋聖がプロデビューして間もないころから研究パートナーとなった両者による初のタイトル戦とあり、互いにどんな作戦を用意して本局に臨んでいるかに大きな注目が集まっている。日頃から持ち時間を多く使う藤井棋聖だが、午前中に2時間超の大量投入にファンからは「ヒヤヒヤするー!」「時間大丈夫かな」「永瀬王座の迫力がすごい」と多くのコメントが寄せられていた。持ち時間は各4時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太棋聖 にぎり寿司
永瀬拓矢王座 うな重、プランタン、アイスコーヒー
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太棋聖 1時間51分(消費2時間9分)
永瀬拓矢王座 3時間36分(消費時間24分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)