将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Dリーグ第1試合が6月18日に放送される。Dリーグの開幕戦はチーム康光とチーム天彦。どちらもリーダーが佐藤姓の「佐藤対決」だ。50代のベテラン3人組に、20代・30代で構成された3人組、どちらか初戦を飾るか。
【動画】第5回ABEMAトーナメント 予選Dリーグ 第一試合<チーム康光VSチーム天彦>
チーム康光は、日本将棋連盟の会長も務める佐藤康光九段(52)がリーダー。ドラフトでは1巡目に郷田真隆九段(51)、2巡目に先崎学九段(51)という同世代2人を指名した。過去2年とは顔触れを変えたが、時代を築いた通称「羽生世代」の底力を、この団体戦でも見せつける。
チーム天彦は、名人3期の佐藤天彦九段(34)がリーダーを務める。梶浦宏孝七段(26)、佐々木大地七段(27)と各棋戦で活躍する実力ある若手をチームメイトに選んだ。全員が大会経験者でもあり、フィッシャールールも指し慣れている。
ABEMA将棋チャンネルでのTwitterアカウントで勝敗予想アンケートを実施。1398人が回答し、チーム天彦の勝利を予想した人が71.1%だった。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)