6月4日から5日未明に佐賀市内で起きたバイクの暴走。騒ぎの後には転々と広がるゴミ。しかし、この惨状に立ち上がった人たちがいる。
「午前4時から午前6,7時くらいまで、各自持ち寄った佐賀市指定のごみ袋にひたすら暴走族のギャラリーの方々が落としたごみを拾って回るという活動にいそしんでおりました。20袋とかそれくらいだと思います。途中で警察の方に引き渡して」
佐賀大学の“お嬢様部”の学生が、暴走行為を知り、有志でごみ拾いをしたという。
「お嬢様部としてはもっと優雅にファビュラスに生きていただきたいので、ゴミを落とすというのは見過ごせない事態ですわね」
一体どのような学生たちなのだろうか。
「お茶会を不定期で開催しておりまして、部長の私が紅茶を集めているので他の部員の方をお招きさせていただいて、お紅茶を飲んだりお茶菓子を頂いたり。今は多分部員が15名くらい在籍していらっしゃって、大学の方に申請はしていないのですが、最初は身内で始めたものがだんだん大きくなって、結局先輩後輩問わず佐賀大学のお嬢様の心を持っていらっしゃる方々で集まって、このような形になっておりますわね」
部員の資格は、“お嬢様”の心を持っていることだという。
「お嬢様は心がお嬢様であればお嬢様だという、お嬢様に性別は関係ないと思っておりますので、男性の部員の方々もいらっしゃいますし、あまり性別は気にしておりませんわね」
今回のゴミ拾いも、原動力になったのは「お嬢様の心」だそう。
「私たちが住んでいる大学の近くの道路がよそから来た方々に汚されたというのが、私としても憤り感じましたし、ギャラリーにはお子様連れの方も多くいらっしゃって、これはちょっと由々しき事態ですわね、さすがに許せませんわと思いまして、対抗勢力としてお嬢様部の権力を見せつけて差し上げましょうということで、ゴミ拾い活動をさせていただいた」
(『ABEMAヒルズ』より)
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