将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が7月1日に行われ、三枚堂達也七段(28)が川上猛七段(49)に83手で勝利した。三枚堂七段は、午後2時から行われる2回戦で千田翔太七段(28)と戦う。
本局は角交換の出だしから、川上七段のダイレクト向かい飛車に構え対抗形になった。三枚堂七段は桂馬を上がると、飛車を玉頭めがけて飛車を回る攻防手を展開した。攻め合いとなった中盤戦で、三枚堂七段が敵陣に角を打ち込み主導権握ると、畳みかけるように攻め立てリードを拡大。終盤戦では桂馬を攻防に活用させて押し切り、2020年度の第6期以来2期ぶりの予選突破に向けて幸先の良いスタートを切った。三枚堂七段は午後2時から2回戦の千田七段戦が予定されている。
叡王戦は、四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が予選を通過する。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦い、藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、19)への挑戦者を決める。七段戦は、段位別予選最多の49人が参加。A、Bの2グループに分かれてトーナメントを行い、優勝者2人が本戦に出場する。洋菓子メーカーの不二家が主催の棋戦で、対局時にはお菓子ボックスが設置される。
(ABEMA/将棋チャンネルより)