将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Dリーグ第3試合が7月2日に放送される。チーム康光とチーム稲葉の対戦だが、どちらも初戦を落としており、勝った方が予選2位通過、負ければ予選敗退という鬼勝負だ。
【動画】第5回ABEMAトーナメント 予選Dリーグ 第三試合<チーム康光VSチーム稲葉>
チーム康光は佐藤康光九段(52)をリーダーに先崎学九段(51)、郷田真隆九段(51)という50代トリオ。初戦のチーム天彦戦ではフルセットにもつれ込む大接戦を繰り広げ、ベテランながら超早指しでもまだまだ若手と渡り合う力があることを示すことになった。
チーム稲葉は稲葉陽八段(33)が出口若武六段(27)、服部慎一郎四段(22)という20代の若手2人を率いるチーム構成。平均年齢27.3歳と若いが、初戦ではその若さが裏目に出て、勢いに乗るきっかけを掴めないまま敗戦した。
ABEMA将棋チャンネルでのTwitterアカウントで勝敗予想アンケートを実施。1044人が回答し、チーム康光の勝利が52.8%とベテラン勢の奮闘を評価する声が少し多かった。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)