アニメ「BLEACH（ブリーチ）」は、久保帯人氏が「週刊少年ジャンプ」に2001年から2016年にわたって連載した同名漫画を原作とする作品です。原作コミックスは全74巻で完結し、コミックスシリーズ累計発行部数は1億3000万部を超えています。
アニメは2004年10月から2012年3月まで8年にわたって放送されていました。その後、長らく動きがなかったのですが、10年の月日を経た2022年10月10日から、最終章となる「BLEACH 千年血戦篇（せんねんけっせんへん）」が放送を開始しました。
2021年に連載開始20周年を記念したプロジェクトが発足。原画展覧会などが催されると同時に、「BLEACH」の最終章となる「千年血戦篇」のアニメ化が発表されました。今回の記事では、10年ぶりのアニメ化を果たした「BLEACH 千年血戦篇」第4クールとなる「禍進譚」の放送日やキャスト、放送期間の予想などを解説していきます。
目次
- 人気アニメ「BLEACH」とは
- アニメ「BLEACH 千年血戦篇」第4クールはいつから放送？放送局は？
- 第4クールの配信はある？無料で視聴可能？
- 「千年血戦篇」の長さはどれくらい？分割4クールとは？
- 「千年血戦篇」はどこから再開した？第1〜3クールの内容は？
- アニメ「BLEACH 千年血戦篇」第3クールスタッフ・声優
- アニメ「BLEACH 千年血戦篇」第4クール放送情報のまとめ
人気アニメ「BLEACH」とは
「BLEACH」は、死後の魂魄と死神の世界である尸魂界（ソウル・ソサエティ）と、現世の空座町（からくらちょう）をおもな舞台に、主人公の黒崎一護（くろさき いちご）と仲間たちの活躍を描いた作品です。幽霊が見える高校生として登場する一護は、死神の少女・朽木ルキア（くちき ルキア）との接触を機に、死神の力を使って虚（ホロウ）と呼ばれる悪霊と戦うようになりました。次第に尸魂界と空座町の存亡にかかわる大きな戦いに巻き込まれていきます。
一護とともに戦う現世の友人として、石田雨竜（いしだ うりゅう）、井上織姫（いのうえ おりひめ）、茶渡泰虎（さど やすとら／チャド）といった魅力的なキャラクターが多数登場するのも「BLEACH」の魅力の1つ。また尸魂界の戦闘部隊である護廷十三隊の面々は、一度敵として登場したあとで仲間になるキャラクターです。一護たちが人間や死神の垣根を越えて絆を深め、力を合わせて戦うところも「BLEACH」の見どころとなっています。
アニメ「BLEACH 千年血戦篇」第4クールはいつから放送？放送局は？
第4クールとなる「BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-」の放送は決定していますが、現在のところ放送時期などは発表されていません。第1クールは2022年10～12月放送、第2クールは2023年7～9月放送、第3クールは2024年10～12月放送でした。これまでのクール間が半年および1年だった点を鑑みると、「禍進譚」は2025年7月〜2026年1月に放送されるのではないかと思われます。
放送局についても現時点では明らかになっていませんが、第1〜3クールがいずれもテレ東系列ほかで放送されたことから、第4クールも同様となる可能性が高そうです。
第4クールの配信はある？無料で視聴可能？
第4クールのネット配信の有無も現時点では不明ですが、第1〜3クールがいずれも配信されていることを鑑みると、ABEMA（アベマ）・Amazon Prime Video（アマプラ）・U-NEXT・dアニメストアなどの各種プラットフォームで同様に配信されるのではないでしょうか。
無料配信はある？
ネット配信の有無が未発表のため、無料で見られるかについても現時点では不明です。もし第3クールと同様であれば、ABEMA、TVer、ネットもテレ東、ニコニコチャンネル、Lemino、ニコニコ生放送といったサービスで無料配信が行われると考えられます。
「千年血戦篇」の長さはどれくらい？分割4クールとは？
2022年9月11日（日）に実施された「BLEACH 千年血戦篇」先行上映会で、分割4クールの放送となることが発表されています。また第1クール、第2クールは各13話、第3クールは14話でした。第4クールの話数は現時点では不明ですが、これまで通り全13話もしくは14話だとすると、アニメ「BLEACH 千年血戦篇」の全話数は53～54話となるでしょう。
また参考までに、過去のアニメシリーズと原作の話数の対比をまとめました。
アニメ「BLEACH」各編の放送回数とコミックスの巻数
■死神代行篇：コミックス1～8巻 アニメ1～20話（計20話）
■尸魂界篇：コミックス9～14巻（123話） アニメ21～41話（計21話）
■尸魂界救出篇：コミックス14巻（124話）～21巻 アニメ42～63話（計22話）
■破面出現篇：コミックス21～26巻（228話） アニメ110～127話・138～143話（計34話）
■虚圏突入篇：コミックス26巻（229話）～35巻 アニメ144～146話・150～167話・190 ～203話（計35話）
■過去編：コミックス36巻～37巻（97話） アニメ206～212話（計7話）
■空座決戦篇：コミックス37巻（316話）～48巻 アニメ215～226話・266～310話（計57話）
■死神代行消失篇：コミックス49～54巻 アニメ343～366話（計24話）
最初の「死神代行篇」こそ、やや駆け足での進行になっていますが、それ以降はだいたいコミックス1冊の内容を、アニメ4～5話の放送で描いています。なお「千年血戦篇」は、コミックス55～74巻の20冊分です。
「千年血戦篇」はどこから再開した？第1〜3クールの内容は？
アニメ「BLEACH 千年血戦篇」は、2012年3月まで放送されていた「死神代行消失篇」の続きです。物語は、原作コミックス55巻からの内容となります。
「空座決戦篇」の終盤、藍染惣右介（あいぜん そうすけ）との戦闘で死神の力と霊力を失った一護ですが、「死神代行消失篇」で銀城空吾（ぎんじょう くうご）率いる「XCUTIONエクスキューション）」との関わりや、護廷十三隊の協力を受けてその力を取り戻しました。そして、再び死神代行として空座町で活動していたところから「千年血戦篇」は始まります。
尸魂界の流魂街（るこんがい）で住民が相次いで消失し、現世では虚が連続消失するという謎の事態に、護廷十三隊は危機感を募らせます。そこに攻めてきたのが、滅却師（クインシー）の始祖・ユーハバッハ率いる“見えざる帝国（ヴァンデンライヒ）”でした。彼らは圧倒的な戦闘力で死神たちの暮らす瀞霊廷（せいれいてい）を襲撃し、「5日後、尸魂界は“見えざる帝国”により殲滅される」と宣戦布告します。一護は尸魂界や現世を守るため、護廷十三隊とともに“見えざる帝国”との戦いに身を投じることになります。
「BLEACH」の最終章となる「千年血戦篇」は、完結編として過去最強の敵との戦闘が繰り広げられます。1000年に及ぶ死神と滅却師の因縁や、一護の出生の秘密が明かされるなど、見逃せない章となっています。
第1クールの内容は？
アニメ「BLEACH 千年血戦篇」第1クールでは、ユーハバッハ率いる“見えざる帝国”に瀞霊廷が蹂躙されます。護廷十三隊は総隊長以下多くの隊士を失い、滅却師たちの圧倒的な強さを見せつけられました。
しかし絶望的な状況の中でも、卍解（ばんかい）を奪われ負傷した死神たちは傷を癒し、一護も新しい斬魄刀を得て次なる戦いに備えます。そして第1クールでは、一護の母・真咲（まさき）の素性が明らかになり、一護が自分のルーツを知るところも描かれました。
第2クールの内容は？
第2クールでは、再び“見えざる帝国”の侵攻が始まりました。ユーハバッハによる「世界の終わる9日間」の始まりです。修行を重ね、卍解も取り戻した護廷十三隊は瀞霊廷を守るべく善戦しますが、星十字騎士団（シュテルンリッター）の前に次々と倒れていきます。
そこへ、霊王宮での修行を終えた一護たちが駆けつけたことで戦況は好転。しかし、それをきっかけに、ユーハバッハは自身の後継者に指名した石田や側近たちを連れて瀞霊廷から霊王宮に攻め込みました。霊王宮では零番隊がユーハバッハとその親衛隊を迎え撃ち、激しい戦いを繰り広げます。
第3クールの内容は？
霊王を吸収したユーハバッハが作り上げた真世界城（ヴァールヴェルト）に向かう一護たち。霊王の左腕であるペルニダ・パルンカジャスを下すなど死神たちも奮戦しますが、アスキン・ナックルヴァールやジェラルド・ヴァルキリーといった強敵が行手を阻みます。
その中で、一護たちは石田と再び邂逅。石田を裏切り者ではないかと疑うユーグラム・ハッシュヴァルトの前で、石田は一護へと弓を引き、ついに真意を語ります。
アニメ「BLEACH 千年血戦篇」第3クールスタッフ・声優
現時点で第4クールのスタッフや声優は未発表です。ここでは第3クールのスタッフ陣をご紹介します。なおシリーズ構成やキャラクターデザインなど、主要スタッフは第1クールからの続投となっています。
スタッフ
第3クールからは、監督が村田光さんとなります。村田さんは過去クールで絵コンテ、演出として「BLEACH 千年血戦篇」に携わっていました。また第1・2クールで監督を務めていた田口智久さんも、総監督およびシリーズ構成として引き続き参加します。
アニメーション制作も第3クールから変更となり、studioぴえろからPIERROT FILMSになります。PIERROT FILMSは株式会社ぴえろの新ブランドで、studioぴえろと同じ会社です。そのため大きく制作現場が変わることはないと推測されます。
原作・総監修：久保帯人「BLEACH」（集英社 ジャンプコミックス刊）
総監督：田口智久
監督：村田光
シリーズ構成：田口智久、平松正樹
キャラクターデザイン：工藤昌史
総作画監督：長谷川亨雄、小松原聖、高柳久美子
アクション・エフェクト作画監督：酒井智史、橋本敬史、若林 厚史
美術監督：谷岡善王
美術設定：天田俊貴
色彩設計：合田沙織
編集：三嶋章紀
撮影監督：山田和弘
CG監督：佐々木俊宏、後藤和史
チーフ演出：陳達理
音楽：鷺巣詩郎
音響監督：長崎行男
音響制作：ザック・プロモーション
アニメーション制作：PIERROT FILMS
キャスト
アニメ「BLEACH 千年血戦篇」のメインキャストは、これまでの放送とほとんど変わりありません。“見えざる帝国”のキャラクターといった新キャストは、アプリゲーム「BLEACH Brave Souls」のキャスト陣が続投となるため、ゲームをプレイしている人も違和感なく見られるでしょう。
黒崎一護：森田成一
井上織姫：松岡由貴
茶渡泰虎：安元洋貴
志波岩鷲：高木渉
朽木ルキア：折笠富美子
阿散井恋次：伊藤健太郎
浦原喜助：三木眞一郎
四楓院夜一：ゆきのさつき
京楽春水：大塚明夫
涅マユリ：中尾隆聖
浮竹十四郎：石川英郎
伊勢七緒：生天目仁美
涅ネム：釘宮理恵
ユーハバッハ：菅生隆之
石田雨竜：杉山紀彰
ユーグラム・ハッシュヴァルト：梅原裕一郎
ペルニダ・パルンカジャス：島田敏
アスキン・ナックルヴァール：武内駿輔
ジェラルド・ヴァルキリー：小山剛志
リジェ・バロ：日野聡
バズビー：小野友樹
アニメ「BLEACH 千年血戦篇」第4クール放送情報のまとめ
アニメ「BLEACH」第4クールとなる「禍進譚」。放送は決定していますが、時期や放送局、ネット配信の有無などは現時点では不明です。
アニメ「BLEACH 千年血戦篇」は、原作コミックス74巻に及ぶ長編漫画の完結編となる最終章です。「千年血戦篇」の前まで放送された「BLEACH」は366話。長期シリーズ作品だけに、第4クールの放送を楽しみつつ、ゆっくりおさらいしてみてはいかがでしょうか。
(C)久保帯人／集英社・テレビ東京・ｄｅｎｔｓｕ・ぴえろ
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