【MLB】マーリンズ2-1エンゼルス(7月5日・日本時間6日/マイアミ)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場、3打数無安打に終わった。ただ9回には1死一、二塁のチャンスで打順が回ってくると、一発出れば逆転という雰囲気にもなり、マーリンズファンで埋まるマイアミのスタジアムは騒然。1球ごとに歓声が大きくなる中、大谷からすればあわや見逃し三振かというぎりぎりのボール判定に、マーリンズファンの子どもたちが次々と立ち上がり「絶対、入ってるってばー!」とばかりに猛アピールすることになった。
マーリンズ2点リードで迎えた9回、マウンドにはクローザーのスコットが上がったが、コントロールが定まらず1死一塁から2番トラウトにストレートの四球。先発アルカンタラには8回まで2安打無得点10三振と抑え込まれていたエンゼルス打線に、土壇場になってようやくチャンスらしいチャンスが訪れた。絶好の場面で打席に入ったのはチームトップの打点をマークしている大谷。マーリンズファンからすれば、絶不調の主砲トラウトよりも大谷の方が怖い打者だと感じたことだろう。
カウント2-2からの5球目、スコットが投げ込んだのは外角低めいっぱいのストレート。98.4マイル(158.4キロ)を計測したが、ストライクゾーンをかすめることができず、球審の手は挙がらなかった。ところが際どいコースだったこともあり、バックネット裏で観戦していたマーリンズファンの少年たちが次々と立ち上がり「ストライクだ!」と言わんばかりに猛アピール。周囲で見ていた大人たちの中にも両手を挙げて「なぜだ」というポーズをした者も見られた。
ファンたちのポーズには伏線があり、試合を通して球審のストライク判定は広めだった。マーリンズからすれば4番ガルシアが、似たようなコースのボール気味の球をストライクと判定されたことに激昂。球審への侮辱行為で退場処分にもなったため、なぜ今回はストライクを取らないんだと、最も重要な局面で不満が爆発したのだろう。
なお大谷は四球を選び1死満塁に。続く4番ウォードは犠牲フライを放ち1点を取り返したが、あと一本が出ずエンゼルスは競り負け。マーリンズファンの子どもたちも逃げ切り勝ちには、ホッとしたことだろう。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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