藤井竜王が“オトナの階段”を昇っちゃった!?将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」でチームを結成した藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)、森内俊之九段(51)、藤井猛九段(51)の3人が予選対局を前に集結。チームの団結力を高めるための動画収録に参加し、ポーカーに挑戦した。
「今日は森内九段が大人の遊びを教えてくれるとのことで、楽しみにしてきました!」声を弾ませたのは藤井竜王だった。藤井九段は早速「オトナの遊び!?だ、大丈夫!?」と怪しい笑みを浮かべてひとボケ。森内九段が互いをよく知るためにと用意したのはカードゲームのポーカーだった。初タキシード姿でドレスアップし、初ポーカーに挑む藤井竜王は「森内九段にチップを全部巻き上げられるんじゃないかと焦っています…」とピカピカのおでこに緊張をにじませた。
各種ボードゲームに精通し、ポーカー強豪でもある森内九段と戦う個人戦。初挑戦の藤井竜王は、同姓の「藤井(猛)先生に勝てるように頑張ります」と矛先を向けた。森内九段が「ポーカーは運の要素が強いので、経験の差は関係ない」とフォローを入れるも、藤井九段からは「森内さんが言うと嘘くさいですよ!」と鋭いツッコミが入る場面もあった。
ルール説明から、いよいよ実戦へ。3人は「テキサス・ホールデムポーカー」にチャレンジした。初戦は藤井竜王と森内九段の一騎打ちに。初挑戦とは思えぬ藤井竜王の強気のベットで、藤井九段を「すごいな…」と驚かせた。第1試合は森内九段の快勝となったが、棋界屈指の負けず嫌いの藤井竜王は盤駒ならぬカードをひとにらみ、一気に戦闘モードに。第2試合、藤井九段との対戦では、強気のプッシュでスリーカードを決めてポーカー初勝利を飾った。これで完全にゲーム勘を掴んだ藤井竜王。第3試合ではフラッシュを完成させて藤井九段を“投了”に追い込んだ。
いよいよ最終ゲーム。連敗中の藤井九段は、一発逆転をかけてオールイン。全員勝負師の激突とあり、森内九段、藤井竜王も同額を賭けるコールを選んだ。敗者には「健康に良い苦いお茶」の罰ゲームが用意されているとあり、戦いは激しさを増していく。藤井竜王と森内九段は残額でのベットを続けたが、オールインで勝負に出た藤井竜王に対し、森内九段は「降りて藤井竜王の勝ちを願うしかないか」と2位狙いでフォールドを選択。結果、2枚続けて同種のカードが出て、再びフラッシュを決めた藤井竜王が優勝を飾った。この劇的展開にはディーラーも思わず「これはツイてますね。誰も予想できないフラッシュです」とビックリ。藤井九段はガックリとテーブルに顔を伏せ、森内九段も「さすが持ってますね。藤井竜王の強さに感服しました」と完敗を認めた。
ゲーム中はポーカーフェイスを貫いていた藤井竜王も、最後は大量のチップをゲットすると思わずニンマリ。「今日でひと月分の運を使ってしまったかなと思うので、今後は普段の行いに気を付けて生活したいと思います」と話し、チームメイトを爆笑させた。視聴者からは「すべてのゲームは藤井竜王が勝つようにできてるの?」「聡太先生のおでこがまぶしい」「3人のタキシード姿やっば」「新旧竜王、雲上の戯れ」「神々の遊び?」「大人になってる~」「可愛くてかっこよくて強いとか何なの!?」と大興奮のコメントが多数寄せられていた。
ポーカーを通じて親睦を深めたチーム藤井とあり、チーム名は役名から取って「スリーカード」に決定。チーム優勝と藤井竜王の個人5連覇を目指し、最後は3人で拳を掲げて必勝を誓った。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)