将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Eリーグ第1試合が7月9日に放送される。大注目の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)は、個人・団体通じて大会5連覇を目指しての初陣だ。対するは渡辺明名人(棋王、38)率いるチーム渡辺。予選最終リーグは、将棋界の頂上決戦からスタートする。
【動画】第5回ABEMAトーナメント 予選Eリーグ 第一試合<チーム藤井VSチーム渡辺>
チーム藤井は、藤井竜王が森内俊之九段(51)、藤井猛九段(51)という「羽生世代」のベテラン2人を指名。全員が竜王経験者という豪華な顔ぶれで、森内九段は超早指しでも若手を圧倒する戦いぶりでドラフトでは大人気に。また藤井九段は、女流ABEMAトーナメントで監督を務めた経験を活かしつつ、選手としては初参戦となる。
チーム渡辺は、渡辺名人が弟弟子の近藤誠也七段(25)を3年連続で指名。また2人目には期待の若手・渡辺和史五段(27)を指名した。初の団体戦となった第3回大会では決勝に進出、チーム藤井に敗れており、予選で2年ぶりのリベンジマッチが実現した。
ABEMA将棋チャンネルでのTwitterアカウントで勝敗予想アンケートを実施。2137人が回答し、チーム藤井の勝利が80.6%と圧倒的な支持を得た。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)