「宝くじに当たったようなもの」藤井聡太竜王と対戦したベテラン棋士の珠玉コメントが話題「素敵な表現」「どれだけ楽しみにしてきたがが伝わる」
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 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)が7月8日、棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメントで中川大輔八段(53)に116手で勝利し、ベスト16入りを果たした。中川八段は、五冠王・藤井竜王との初対戦を「宝くじに当たったようなもの」とコメント。ファンからは「宝くじ、素敵な表現」「この一局をどれだけ楽しみにしてきたがが伝わる」と多くのコメントが寄せられていた。

【動画】中川八段の珠玉コメント「宝くじに当たったようなもの」(12:45頃~)

 ともに7月生まれで34歳差の両者は、本局が初対戦。振り駒の結果、先手番は中川八段に決まった。相掛かりの出だしから慎重に指し進められ、後手の角交換示唆からいよいよ開戦。瞬く間に藤井竜王が優勢に立ったが、攻め合いから中川八段が反撃。一時は五分五分の状態まで押し返した。しかし、逆転には至らず藤井竜王が勝利を飾った。

 中川八段は、趣味の登山で鍛え上げられた身体と日焼けした肌、将棋界きってのファッション愛好家として知られ、この日も爽やかな水色のジャケットにはポケットチーフと大人の魅力がたっぷり。若き日の渡辺明棋王(名人、38)にオシャレ指南を施したり、若手棋士とともに登山を楽しむなど、将棋界の兄貴分としても有名だ。

 棋王戦は2012年度の第38期以来の本戦トーナメントの舞台だったが、最年少五冠王の完璧な指し回しを前に初戦敗退。終局後、報道の取材に「宝くじに当たったようなものですよね。せっかく(藤井竜王に)教われるならと気合を入れてきたんけど、ここまででした。振り駒で先手番だったので好きなように指させて頂いた。力を出し切った結果、負けてしまいました」と清々しく一局を振り返った。

 どんなベテランもトップ棋士でも、敗戦が悔しいのは同じ。しかし、中川八段の温かく包み込むような対応にABEMAの視聴者からは「宝くじ、素敵な表現」「コメントもカッケー!」「中川先生渋くてかっこいいなあ」「気合が凄かったです」「棋士なら当たってみたいんだろうな」「すがすがしい」「サマージャンボ宝くじ?」「当たりなのだろうか、外れなのだろうか…」「この一局をどれだけ楽しみにしてきたがが伝わる」と多数のコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【動画】中川八段の珠玉コメント「宝くじに当たったようなもの」(12:45頃~)
【動画】中川八段の珠玉コメント「宝くじに当たったようなもの」(12:45頃~)
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