【MLB】オリオールズ5-4エンゼルス(7月8日・日本時間9日/ボルチモア)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し、9回の第5打席に6試合・28打席ぶりとなる今季19号ホームランを放った。投打二刀流でフル稼働する中、可能な限り休みを取らず、この日で19戦連続スタメン出場となったが、疲労を感じさせないフルスイングから豪快な打球はオーバーフェンス。前日までに7月の月間打率は1割台と沈んでいたが、復調を感じさせる一発にもなった。なお打球速度は107.7マイル(173.3キロ)、飛距離は418フィート(127.4メートル)を計測。試合を通じては5打数3安打の猛打賞となった。
投手としては5連勝で8勝4敗、防御率2.44、連続イニング無失点を28回2/3まで伸ばすなどエースとしての役割を十二分に果たしている大谷だが、打者としては3割近い打率を残していた得意の6月から一変、7月は6試合で21打数3安打1本塁打、打率.143とバットが湿ってきた。7月最初の打席となった1日(日本時間2日)のアストロズ戦・第1打席ではライトスタンド上段に飛び込む特大18号を放っていたが以降はホームランがなく、前日7日(同8日)の試合では改修により大きく下げられたレフトフェンスの手前まで運ぶ大きな飛球こそ放ったが、あとひと伸び足りないといったシーンも見られていた。それでもこの試合では第1打席こそセカンドゴロに倒れたが、第2打席は巧みなバットコントロールでレフト前に2試合ぶりのヒット。第3打席には飛距離120メートルの特大フライを放ち、第4打席にも2本目のレフト前ヒットを放っていた。
投手・大谷が投げた試合は5連勝しているチームだが、逆に大谷が投げない試合は現在6連敗中。先発投手が序盤から踏ん張れず失点を重ね、それを取り返そうとする打線もつながりに欠けるという悪循環になっている。84試合を終えたところで38勝46敗の借金8で、ア・リーグ西地区4位。地区優勝の可能性はかなり低く、ワイルドカードでのポストシーズン進出にも、7ゲーム差と苦しくなってきた。ネヴィン監督代行から休養するかと問われても試合出場を望む大谷だからこそ、打者としてはもう一踏ん張りしたいところだった。
なお、試合中にはオールスターゲームのファン投票結果が発表され、DH部門で2年連続での選出が決定。外野手部門で選ばれたチームメイトのトラウトとともに、スタメンでの出場が決まった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
■大谷翔平 人気記事
・ドジャース(大谷翔平所属)試合日程・時間・放送予定 【2024シーズン】
・大谷翔平 成績・打席結果【2024シーズン】
・大谷翔平 ホームラン成績【2024シーズン】
・ドジャース大谷翔平 年俸推移・予想
・大谷翔平の速報・今日のニュースを見る
■Pick Up
・嫌われない広告とは?「ABEMA」のスポーツ×広告事例から紐解く
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?
・槙野智章氏と考える「スポーツ×マーケティング」の可能性