<大相撲七月場所>◇初日◇10日◇愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
大相撲名古屋場所が初日を迎えた。2場所連続優勝を目指す横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)は、小結・阿炎(錣山)と対戦し、送り出しで敗れるという波乱の展開となった。
今場所は観客数(定員7448人)に制限を設けずに開催。新型コロナウイルス感染拡大後では初となり、名古屋場所の通常開催は3年ぶりとなった。
名古屋場所を盛り上げるのは、やはり横綱かーー。そんな期待感が漂う中、結びの一番で照ノ富士は不覚を取り、阿炎に送り出しで敗れた。ABEMAで解説を務めていた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「阿炎が上手くいなしましたね。横綱は右に出てしまって、踏ん張れなかった。横綱からしたら“ああ、失敗した”という感じでしょうね」とコメント。その上で「ただ、横綱は先場所も初日黒星でしたけど、そこから立て直して優勝しましたから。ここから調整していって欲しいですね」と期待していた。
また、かど番で迎えた大関・御嶽海(出羽海)は、前頭筆頭・隆の勝(常盤山)を押し出しで下し、白星スタート。大関・貴景勝(常盤山)は、前頭筆頭・霧馬山(陸奥)に寄り切りで、4度目のかど番で迎えた大関・正代(時津風)は、前頭二枚目・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)に押し出しで敗れた。正代の取組を受け花田氏は「琴乃若、素晴らしかったですね。申し訳ないですけど、これではどっちが大関かわからないです」と苦言を呈していた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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