<大相撲七月場所>◇五日目◇14日◇愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
前頭十枚目・千代大龍(九重)と前頭十一枚目・翠富士(伊勢ヶ濱)の一番で、互いに呼吸が合わず、揃って立ち上がった両力士が、さらに揃って“ペコリ”と申し訳なさそうに一礼。その様子に館内から笑いが起こり、「おじぎかわいい」と視聴者もほっこりする一幕があった。
仕切り線で先に手をついたのは翠富士。千代大龍も腰を下ろして蹲踞の姿勢をとるが、なかなかタイミングを合わせることができない。千代大龍が手をつけずにいると、翠富士も上体を起こし、2人揃って立ち上がると向かい合ったままペコリと一礼。さらに正面審判にもペコリと頭を下げ、一連の振る舞いに客席からは笑いも巻き起こった。
2度目の立ち合いは成立。翠富士が右に変化し、これに千代大龍はついていくが、素早い動きで翠富士が翻弄。最後は引いてはたき込もうとした千代大龍に対して翠富士がすかさず前進し、押し出して4勝目の勝ち星を挙げた。敗れた千代大龍は3敗目を喫した。
取組終了後、ABEMAで解説を務めた元小結・松鳳山はリプレイ映像を見ながら「千代大龍は立ち合い強いですから、それを上手く外して」と翠富士の戦略に言及。続けて「(翠富士は)我慢してますね。引かれても落ちなくて、よく稽古しているんでしょうね。全然下半身が崩れなかったですから」と称賛の声を送った。
立ち合い不成立となり両者揃って一礼する場面に、視聴者からは「合わない」「おじぎかわいい」「翠富士かわいいな」といった声が相次いで寄せられた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?