将棋の竜王戦挑戦者決定トーナメントが7月19日に行われ、1組4位の山崎隆之八段（41）と稲葉陽八段（33）が現在対局中だ。相居飛車の将棋は、先手の稲葉八段が左美濃、後手の山崎八段が雁木に構えた序盤から始まると、午後6時からの夕食休憩までに58手目まで進行し、形勢は山崎八段が優勢に。残り持ち時間でも山崎八段が1時間ほどリードしている。勝者は次戦、1組優勝の永瀬拓矢王座（29）と対戦する。藤井聡太竜王（王位、叡王、王将、棋聖、20）への挑戦に、どちらが近づけるか。
【中継】竜王戦 決勝トーナメント 山崎隆之八段 対 稲葉陽八段
両者の過去の対戦成績は5勝5敗の五分。ともにタイトル獲得経験はないが、各棋戦の上位で戦い続ける関西のトップ棋士だ。序盤から独特の指し回しが多く見られる山崎八段に対して、攻守のバランスに長ける稲葉八段がどう対応するかが見どころの対戦だが、互角の序盤を経て中盤は稲葉八段のペースで進んだ。ただ山崎八段の攻めに対して、稲葉八段がじっくりと受ける手を指したあたりで中継しているABEMAの「SHOGI AI」では互角に戻ると、ここからさらに山崎八段の攻めの手が伸び続け、夕食休憩までに一気にリードを奪った。局面を苦しいと察したか稲葉八段も夕食休憩を前に1時間を超える長考に沈んだ。
持ち時間は各5時間で、先手は稲葉八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
山崎隆之八段 注文なし 稲葉陽八段 珍豚美人Cセット
【夕食休憩時の残り持ち時間】
山崎隆之八段 2時間4分（消費2時間56分） 稲葉陽八段 1時間9分（消費3時間51分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
