珍しい物言い協議解散直後に再び集合で館内笑い「あまり見たことない光景」解説も驚き

＜大相撲七月場所＞◇十日目◇19日◇愛知・ドルフィンズアリーナ（愛知県体育館）

　前頭七枚目・北勝富士（八角）が前頭六枚目・碧山（春日野）を引っ掛けで下した一番は、土俵際の攻防について物言いがつく熱戦となった。また土俵上に上がって協議を行った審判団が解散した直後、再び土俵上に集合する珍しい事態が発生。解説者も「あまり見たことない光景」と驚きの声を上げた。

【映像】館内がざわついた珍しい物言い協議の様子

　碧山が立ち合い圧力をかけて攻め、突っ張って前進。対する北勝富士が土俵際で残して上手く回り込むと、最後はいなした北勝富士が碧山の左腕をたぐって引っ掛けを決めた。

　軍配は北勝富士に上がったが物言いがつき、審判団が立ち上がって土俵上で協議。その後、解散して各審判が土俵下に下りたが、すぐに審判長の伊勢ケ浜親方が呼び戻して再び協議を実施。珍しい光景に館内からは笑いが沸き起こった。

　この光景に、ABEMAで解説を務めた元前頭・大岩戸も「あまり見たことない光景」と驚くようにポツリ。その後、再び協議を終えると、伊勢ケ浜親方が「ただいまの協議は北勝富士の足が出たかどうかの確認であり、出ていませんでした」と端的にアナウンスをし、軍配通り北勝富士が5勝目の勝ち星を挙げた。敗れた碧山は6敗目を喫した。

　一度解散した直後に再び集合した物言い協議の珍しいシーンに、視聴者からも「なんやなんや」「また招集」「帰ったと見せかけて戻って帰る」「かわいそうw」「珍事」といった声が相次いで寄せられた。（ABEMA『大相撲チャンネル』）