将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Eリーグ第3試合が7月23日に放送される。今大会も5つに分かれた予選リーグで、これが最終の15試合目。チーム藤井とエントリーチーム、勝った方が本戦出場最後の1枠を勝ち取る大一番だ。
【動画】第5回ABEMAトーナメント 予選Eリーグ第三試合 チーム藤井VSチームエントリー
チーム藤井は、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)がリーダーを務める優勝候補。今回は森内俊之九段(51)、藤井猛九段(51)という大先輩2人の力を借りて予選突破を目指しているが、初戦で渡辺明名人(棋王、38)率いるチーム渡辺に惜敗。藤井竜王としては個人・団体通じて全大会優勝の4連覇中だが、今年は予選敗退の危機に陥っている。
対するエントリーチームは、折田翔吾四段(32)、黒田尭之五段(25)、冨田誠也四段(26)という若い3人組。それぞれ厳しい予選を勝ち抜いて本大会出場を決めると、チーム渡辺にも善戦。あと少しで下克上達成というところまで追い詰めた。チーム藤井を倒して本戦出場となれば、これ以上ない下克上だ。
ABEMA将棋チャンネルでのTwitterアカウントで勝敗予想アンケートを実施。1771人が回答し、チーム藤井の勝利が84.9%と大きくリードした。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)